プレゼントなんかいらない! 夫が「離婚危機」に直面して初めて気づいたこと【何不自由なく育てたい!】
妻や我が子を大事にしてくれる夫はとても理想的ですよね。でも、もしその「大切にするための行動」が、妻が本当に「してほしいこと」とは食い違っていたら…?
今回は、そんな夫婦のすれ違いを描く話。主人公・健吾は、妻と子を「何不自由なく育てたい」という一心で、ある大きな決断をします。しかし、その決断が、後に彼を「離婚危機」に直面させることになろうとは、この時の彼は知る由もありませんでした。
あらすじ
結婚2年目の会社員・田中健吾は、妻のさつきと良好な関係を築き、大切にしていました。記念日には花束を贈り、妻が喜ぶ姿に幸せを感じています。そんなある日、さつきの妊娠が判明し、二人は喜び合います。さらに健診で双子であることが分かり、健吾は「何不自由ない生活をさせてやりたい」という決意を固めます。
双子を育てる費用や学費が2倍になることを考え、健吾は通帳を見ながら不安を募らせますが、やがて「薄々考えてたけど、実行すべきときだ!」と決意。さつきの妊娠後期になった頃、健吾は帰宅し、妻に「俺、実は転職を決めたんだ」と希望に満ちた顔で告げるのでした。
見どころ
健吾の妻への愛情
健吾が妻のさつきに「これまでの2年間ありがとう」「これからの未来も、よろしくな」と感謝を伝え、さらに花好きのさつきのために大きな花束を用意していました。彼がどれほど妻を大切にしているか伺えますね。
双子の妊娠
さつきの妊娠が判明し、さらに双子であることが分かりました。素直に喜ぶ健吾ですが、その裏では「双子ってことは、育てる費用も学費も2倍になるってことだ…」「何不自由なく育ててやるって決めたんだから、もう少しなんとかする必要があるな」と、真剣に将来を考える健吾の姿が描かれています。
健吾の「転職」という決断
通帳を見つめ、双子を育てる費用について考えた健吾が、さつきの妊娠後期に「俺、実は転職を決めたんだ」と告げました。「何不自由なく育てたい」という思いから下した健吾のこの決断が、果たして吉と出るのか……。
▽ 妻や子どもを「何不自由なく育てたい」という純粋な思いから、大きな決断を下した健吾。彼の「善意」が、夫婦関係にどのような波紋を広げるのでしょうか。