プレゼントなんかいらない！　夫が「離婚危機」に直面して初めて気づいたこと【離婚してください】

妻や我が子を大切に思う夫は理想的です。しかし、その「大切にするための行動」が、妻の本当の願いとすれ違っていたらどうなるのでしょうか？
健吾とさつきは双子の娘がいる夫婦。健吾はさつきと娘のために、転職と副業をしてバリバリ働きますが、そのために2人は決裂してしまいます。弱り切って実家に帰ったさつきですが、2か月たって、やっと健吾に義父から連絡があり……。

あらすじ

妻さつきが実家に帰って2か月後、義父から「さつきも落ち着いて、君と話がしたいと言っている」と連絡を受けた健吾は、安堵し、翌日さつきの実家へ向かいます。義実家の客間で2か月ぶりに再会したさつきは無言で、静かな目をしています。
義父が同席する中、さつきは「お金が過剰に欲しいわけじゃなかった。家事や育児を一緒にしてほしかった」と、実家に帰る前の夜に言ったことを淡々と話し始めます。
そして、「そんな人とこれ以上やっていける自信がないの。離婚したい…別れてください」と、思いつめた顔で告げます。健吾はショックを受け、思いとどまらせようとしますが、義父に制止されるのでした。

見どころ

健吾の楽観とさつきの沈黙

義父からの連絡で、さつきが「少し気持ちが落ち着いた」と聞き、健吾は「今度こそ、ちゃんと話せるだろうな」と楽観的に考えて義実家へ向かいます。しかし、2か月ぶりに再会したさつきは、健吾の作り笑いにも無言で、静かな目をしているだけでした。

さつきの「本音」と健吾の衝撃

義父が同席する中、さつきは「家事とか、育児とか、一緒にしてほしかった」と、これまで健吾に伝え続けてきた「本音」を淡々と語ります。そして「離婚したい…別れてください」と、思いつめた顔で健吾に告げます。健吾がさつきの苦しみをどれほど理解していなかったか、そして彼の「頑張り」がさつきにとって全く響いていなかったという残酷な真実を突きつけられる瞬間です。

義父の「制止」

さつきから離婚を告げられ、ショックと焦りで思いとどまらせようと立ち上がった健吾を、義父が「もうやめてくれないか」と、ギロっと睨みつけて制止します。これまで健吾の身勝手な行動を黙って見守ってきた義父が、娘を守るために毅然とした態度を取ったことを示しています。

▽ いきなり離婚と言われてショックなのはわかりますが、さつきもつらい中で気持ちを話してくれたのですよね。その気持ちを汲んであげてほしいです。