プレゼントなんかいらない！　夫が「離婚危機」に直面して初めて気づいたこと【もうすぐ結婚記念日】

妻や我が子を大切に思う夫は理想的です。しかし、その「大切にするための行動」が、妻の本当の願いとすれ違っていたらどうなるのでしょうか？　今回は「夫が「離婚危機」に直面して初めて気づいたこと」の中から「もうすぐ結婚記念日」をご紹介いたします。

あらすじ

双子を授かって以来、仕事に邁進し残業や副業に励む健吾。妻さつきや周囲は健吾の頑張り方に疑問を抱くも、健吾自身は気づいていません。さつきが健診同行を頼んでも仕事で忙しいと断られ、次第に無口に。
結婚記念日が近づき、健吾はさつきへ花束とケーキ、ダイヤのネックレスをプレゼントすることを計画。仕事を早く切り上げ帰宅するも、さつきは疲れ切った暗い顔。サプライズのプレゼントを見せても、なぜか浮かない表情を浮かべるのでした。

見どころ

健吾とさつきの埋まらない溝

健診への付き添いを頼むさつきに対し、健吾は「タクシーを使えばいい」「無理なく金を使えるように稼いでるのに」と心の中で不満を募らせます。一方、さつきは疲れた様子で健吾に背を向け、無口になっていきました。健吾は自分の頑張りが家族のためだと信じていますが、さつきは健吾の助けを必要としています。二人の間にある埋まらない溝が、結婚記念日を前にしてさらに深まっているようです。

健吾のサプライズ計画

結婚記念日を控え、準備に心躍らせる健吾。リビングから花が消えていることに気づき、「よし！じゃあ、結婚記念日に俺が用意してやるか」と意気込みます。健吾はさつきが花を飾りたい気持ちを汲み取ったつもりでいますが、さつきが本当に求めているのは、物質的なプレゼントではないのかもしれません。健吾の「良かれと思って」の行動が、さつきの気持ちとすれ違っている様子です。

結婚記念日のサプライズとさつきの反応

結婚記念日当日、定時で仕事を終えた健吾は、花束とケーキ、そしてダイヤのネックレスを手に意気揚々と帰宅します。しかし、喜び勇んでプレゼントを見せる健吾に対し、さつきの顔は疲れ切って暗い表情のまま。「なんで？」と問いかけるさつきの言葉には、健吾が期待したような喜びの色は見られません。健吾のサプライズは、さつきの心には響いていないようで、二人の関係の危うさが垣間見えます。

▽ 双子を授かり、家族のために懸命に働く健吾。しかし、彼の独りよがりな「頑張り」は、妻さつきの疲弊とは裏腹に進んでいきます。結婚記念日に心を込めてプレゼントを用意した健吾でしたが、さつきの反応は彼の期待を裏切るものでした。物で埋められない心の溝、そしてすれ違う夫婦の思い。健吾は、本当に大切なものに気づくことができるのでしょうか。