「何も知らないって幸せね…」不倫相手の妻の言葉に心がざわついた話【疑惑の女】
不倫相手にはいい所だけしか見せていないことにも気付かず、相手のすべてを知った気になり本妻にマウントを取る不倫相手というのは、少なからず存在するのでしょう。そもそも不倫自体許される行為ではありませんし、そんなことをしても幸せになれるはずがありませんが、それでも優越感に浸らずにはいられないのかもしれません。今回は、略奪婚しようとする女性が本妻に近寄った話をご紹介いたします。
あらすじ
目の前で偶然倒れた妊婦・桃花を放っておけなかった瑞葉は、彼女を自宅に招き入れます。ハーブティーを振る舞い、優しく接する瑞葉に、桃花は「瑞葉さんはやっぱり素敵な人です」と感謝を述べます。
しかし、会話の中で、桃花は「私たち夫婦は子供を持たないと決めている」という瑞葉に、意味深な笑顔で「そういう夫婦も結構多いですもんね」と話し、自身が「結婚する前にできちゃった」こと、相手が社長で自分にぞっこんであること、そしてその彼に高級バッグを買ってもらったことなどを一方的に自慢し始めます。
桃花はさらに踏み込み、「恭介さんとはどうやって知り合ったんですか?」と夫の名前を出してきます。そして、畳みかけるように「飽きないのか」「浮気されても目を瞑っちゃうか」などと矢継ぎ早に質問を浴びせ、瑞葉は桃花が夫・恭介の不倫相手なのではないかと疑い始めるのでした。帰っていく桃花は、瑞葉を「惨めな女」「おばさん」と見下し、恭介とその家を全て手に入れるとほくそ笑むのでした。
見どころ
桃花の露骨な「匂わせ」
桃花が瑞葉を前に、自分の妊娠や不倫相手が社長であること、高価なプレゼントをもらったことなどを、執拗に自慢しはじめました。瑞葉が苦笑しながらも、その「匂わせ」に気づかない様子は、彼女の純粋さを示していますが、同時にこの先の展開への不穏な予感も漂わせます。
桃花への不信感
自分の自慢だけにとどまらず、桃花は瑞葉の夫・恭介についても踏み込んできました。ぐいぐいくる様子に瑞葉も戸惑いつつ、恭介の不倫相手の可能性であることも疑い始めましたが……。
桃花の裏の顔
玄関を出た後、桃花の怖い本性が表れました。実は妊婦じゃなかっただなんて、一体何を企んでいるのでしょうか……。
▽ 妊婦を装い、瑞葉の家に上がり込むことに成功した桃花。随分と瑞葉のことを下に見ているようですが……。このまま順調に物事が運ぶとは思えません。彼女がこの衝撃的な真実に気づいた時、一体何が起こるのでしょうか。