「何も知らないって幸せね…」不倫相手の妻の言葉に心がざわついた話【インフルエンサーの女】

不倫相手にはいい所だけしか見せていないことにも気付かず、相手のすべてを知った気になり本妻にマウントを取る不倫相手というのは、少なからず存在するのでしょう。そもそも不倫自体許される行為ではありませんし、そんなことをしても幸せになれるはずがありませんが、それでも優越感に浸らずにはいられないのかもしれません。
今回は、「何も知らないって幸せね…」不倫相手の妻の言葉に心がざわついた話の見どころをお届けします。

あらすじ

外出中、主人公の瑞葉は、夫・恭介の仕事相手だと名乗るインフルエンサーの女性・永野桃花から突然声をかけられます。恭介が「自慢の妻」として瑞葉の話をしていると聞かされ、最初は戸惑う瑞葉でしたが、愛想の良い桃花に悪い気はしません。
しかし、お茶に誘われた瑞葉がそれを断ると、桃花は意味深な笑みを浮かべ「瑞葉さんとはまた絶対に会える」と言い残して去っていきます。桃花はかわいくて人懐っこいようですが、なにかよからぬことをたくらんでいるようで……。

見どころ

突然の接触と夫の言葉

突然インフルエンサーの永野桃花から声をかけられた瑞葉。桃花は恭介の仕事相手だと名乗り、恭介が瑞葉のことを「優しくて美人で自慢の妻だ」と話していたと告げます。夫が自分のことをそんな風に話していると聞いて、驚きと同時に少し照れくさそうな瑞葉でした。

意味深な笑顔と去り際の言葉

瑞葉がお茶の誘いを断った後、桃花は「私、わかるんです。瑞葉さんとはまた絶対に会えるって」と意味深な笑顔を浮かべて立ち去ります。この言葉は、単なる社交辞令ではなく、何か裏があるような不穏な空気を感じさせますね。

浮かび上がる本性

去り際にニヤニヤと笑いながら、瑞葉を「ババァ」「おばさん」と見下す桃花。恭介にふさわしいのは自分だと悦に浸る彼女の姿は、先ほどの愛想の良いインフルエンサーの顔とは全くの別人です。

▽ 夫の仕事相手と名乗る永野桃花の突然の出現に、瑞葉は戸惑いながらも、その人懐っこさに心を許しかけます。しかし、去り際の意味深な言葉と、その裏で露わになった桃花の醜い本性は、瑞葉の平穏な日常に大きな影を落とします。