「お前の母さん、老けすぎだろ(笑)」とバカにした同級生を見返した話【お弁当に込めた想い】
思春期の男の子って、なぜか時に人をからかったり、心ないことを言ったりすることがありますよね。特に、大切な家族をバカにされたら、怒りが込み上げてくるのは当然のこと。しかし、そこで黙っているだけでは、何も変わりません。
今回は、そんな心ない言葉を投げかけられた主人公・奈緒が、自分にとって大切な存在を胸を張って守る姿を描いた「『お前の母さん、老けすぎだろ(笑)』とバカにした同級生を見返した話」をご紹介します。
あらすじ
地味めな中学3年生の奈緒は、ある授業参観で同級生の男子・優斗たちに母親をバカにされてしまいます。その日から変わることを決意した奈緒は、文化祭の委員に立候補するなど積極的に行動し始めました。そんなある日、奈緒はお弁当を忘れてしまい、母の陽子が届けてくれることに。
仕事があるにもかかわらず、笑顔でお弁当を届けてくれた陽子の優しさに、奈緒は心が温まります。しかし、その様子を優斗に見られてしまい、「おばあちゃんに弁当届けてもらうとかw」「甘えん坊じゃんw」とからかわれてしまいます。奈緒は優斗の言葉にムッとしながらも、毅然とした態度で反論し……。
見どころ
優しい母の想い
ある日、お弁当を忘れてしまった奈緒のために、お母さんが学校まで届けに来てくれます。お母さんは仕事があるにも関わらず、奈緒がお腹を空かせないようにと、笑顔でお弁当を差し出してくれたのでした。
優斗の心ない言葉と奈緒の反論
そんな奈緒と母親の様子を、同級生の優斗が見ていました。優斗は「おばあちゃんに弁当届けてもらうとかw」「毎日、親に作ってもらってるのかよw」と、からかうような言葉を投げかけます。しかし奈緒は「あれはお母さんだよ」「毎日、購買のパンの優斗くんよりちゃんとしてると思うけど」と、きっぱりと言い返します。
お弁当に込められた愛情と奈緒の宝物
優斗の「中学生になってまで親の弁当とかだせぇじゃんw」という言葉に対し、奈緒は「私はそう思わないよ」と力強く否定します。そして、「お母さんが作ってくれるこのお弁当は、私の宝物だから」と言い切ります。優斗が面食らったように立ち尽くす姿からすると、奈緒の言葉が彼の心に響いたのでしょうか……?
▽ 優斗の心ない言葉にもひるまず、自分の想いをはっきりと伝えた奈緒の姿は、とてもかっこいいですね! 母親からの愛情が詰まったお弁当を「宝物」と言い切る奈緒の言葉は、きっと優斗の心にも響いたことでしょう。今回のことで、優斗は何かを感じ、少しは変わってくれるといいのですが……。