「俺が落とせなかった女はいない」人生楽勝だったイケメンを叩きのめした話【営業担当なのに？】

職場で頼りになる先輩が不在になり、重要なプロジェクトが暗礁に乗り上げてしまうことは、職場では非常につらい状況ですよね。特に、残されたメンバーの中に無責任な人がいると、その苦労は倍増するでしょう。
今回は、そんな緊急事態の中で、何の役にも立たないイケメン社員と、その状況を立て直そうと奮闘する、「『俺が落とせなかった女はいない』人生楽勝だったイケメンを叩きのめした話」をご紹介します。

あらすじ

大型案件を抱え、クビや左遷の危機に瀕したイケメン営業マン・氷室蓮は、ついに琴音に助けを求め頭を下げます。琴音は、プライドの高い氷室が自分に頭を下げたことに複雑な思いを抱きながらも、山城先輩と会社のために協力を決意。
これまでの資料を全て共有してもらい、たった一人で状況を分析し、新しい戦略を立てます。琴音の素早い対応と的確な指示にチームメンバーは驚きと安堵の表情を見せますが、肝心の氷室は、なぜか戸惑いを隠せない様子で……。

見どころ

プライドを捨てて助けを求める氷室

これまで女性として「0点の女」と見下していた琴音に、氷室が頭を下げて助けを求めました。クビや左遷という言葉に怯え、プライドを捨ててまで琴音に頼み込む氷室の姿は、彼のこれまでの自信満々な態度とのギャップが際立ちますね。

琴音の迅速な対応力

みんなからの資料共有を受け、瞬く間に状況を把握し、新しい戦略を立ててチームメンバーにミーティングを促す琴音の姿。「えっ、早！」と驚くチームメンバーの声からも、琴音の並外れた分析力と行動力が伝わってきます。窮地に立たされたチームを救うべく、獅子奮迅の活躍を見せる琴音の姿は、思わず応援したくなります。

営業担当としての資質を問われる氷室

琴音が練り上げた新しい戦略と資料を手に、クライアントへの説明に向かうよう促された氷室は、「えっ、俺？」と戸惑いを隠せません。「ややこしい」と口ごもる氷室に対し、琴音は「営業担当ですよね？」と冷静に問いかけます。いつも自信たっぷりで「エース」と呼ばれていた氷室の情けない姿が露呈し、彼の営業担当としての真価が問われる場面です。

▽ クビを免れるため、プライドを捨てて琴音に頭を下げた氷室。琴音の機転と実力によって事態は好転に向かうかと思いきや、肝心の氷室がまさかの反応を見せます。これまでノリと顔で営業を乗り切ってきた彼には、琴音が示した論理的な戦略が難しすぎたのでしょうか。会社の危機でありながら、営業担当としての責任を果たそうとしない氷室の姿には、やきもきしてしまいます。