「俺が落とせなかった女はいない」人生楽勝だったイケメンを叩きのめした話【なんにもできない営業マン氷室】
職場で頼りになる先輩が倒れてしまったら、残されたチームは大きな不安を抱えることになりますよね。ましてや、そのプロジェクトが大型案件であれば、なおさらです。
今回は、そんな緊急事態の中で、何の役にも立たないイケメン社員と、その状況を立て直そうと女性が奮闘する、「『俺が落とせなかった女はいない』人生楽勝だったイケメンを叩きのめした話」をご紹介します。
あらすじ
藤堂との食事会の後、琴音の職場で先輩の山城が倒れ、救急搬送される事態に。山城は持病の悪化で入院することになり、彼女が担当していた大型案件は、マーケティングプランナー不在のまま乗り切るという会社判断が下されます。
チームの中心となったのは、自信満々の氷室でしたが、琴音の不安は的中。打ち合わせでは成果が出ず、氷室は顧客や山城のせいにして不平を漏らします。日を追うごとに事態は悪化し、チーム内は混乱。見かねた琴音は手助けを申し出ますが、氷室はプライドからか、琴音の申し出をきっぱりと拒否するのでした。
見どころ
山城先輩の不在が招く混乱
職場で突然倒れ、入院することになった山城先輩。彼女が担当していた大型案件は、マーケティングプランナー不在のまま進行することになります。これまで山城が一人で抱え込んでいたであろう業務の大きさと、彼女がいかに重要な存在だったかが浮き彫りになります。山城の不在によって、チーム全体が混乱し、危機に瀕している状況が描かれています。
氷室の無能さと責任転嫁
山城の不在後、チームの中心となった氷室は、自信満々に「俺がしっかり打ち合わせ進めるんで、安心してください!」と豪語します。しかし、実際は全く成果が出ず、大手クライアントや山城先輩のせいにし、「やっぱ大手って偉そうで最悪です」「みんなのために誤魔化してたんじゃないですか?」と陰で不平不満を漏らします。自分の能力不足を棚に上げ、他人のせいにする氷室の無責任な態度に、苛立ちを覚えるでしょう。
琴音の献身と氷室のプライド
事態が悪化していく中で、見かねた琴音はチームに「私にできることがあればお手伝いしましょうか?」と声をかけます。しかし、氷室は琴音の申し出を「いや、いいって」「柊さんが手に負えるような案件じゃないからさ」と、きっぱりと拒否します。チームが窮地に陥っているにもかかわらず、自分のプライドを守るために他人の助けを拒む氷室の姿は、彼の人間性を疑わざるを得ません。
▽ 山城先輩の入院という予期せぬ事態によって、大型案件は混乱の渦中にあります。そんな中、氷室の無能さとプライドが、チームをさらに窮地へと追い込んでいるようです。琴音の助けも拒否してしまいましたが、この状況を氷室は一体どう乗り切るつもりなのでしょうか。