「私は孫のお世話をさせてあげてるだけ」実家依存の毒姉に振り回された話【トラブル発生】
姉妹って、時には太陽のように温かい存在ですが、価値観が大きく異なると、関係に困難が生じることもありますよね。今回ご紹介する話は、そんな特別なお姉さんに振り回されてしまう女性のお話です。共感したり、少し考えさせられたりするかもしれません。早速、その驚きの世界を覗いてみましょう。
あらすじ
つぐみは、実家依存の姉・ちふゆの身勝手な言動に心を痛めていました。ちふゆは、3ヶ月になる自分の子供の世話を母親に任せっきりで、少しも感謝する様子を見せません。「お母さんだって孫の世話ができて嬉しいんだから」という姉の言葉に、つぐみは言葉を失ってしまいます。そんな中、つぐみのスマートフォンが鳴ります。画面に表示されたのは母の名前。不安な予感を抱きながら電話に出ると、母は慌てた声で「望が…望がいなくなってしまったの!」と叫びます。光と風邪気味で学校を休んでいた望を預かっていた母親は、光のおむつを替えていたほんの一瞬の隙に、望を見失ってしまったというのです。急いで実家へと向かうつぐみ。しかし、望は見つかりません。警察に連絡するも手掛かりはなく、不安な時間が過ぎていきます。そこへ、姉のちふゆが夫の伊吹と共に帰ってきたのです。そして、最初の言葉は、母親への激しい怒りでした。「なんてことしてくれたのよ!」とあからさまに母を見下すのです。
見どころ
姉の言い訳
「そんなことしたらうちの収入減っちゃうでしょ」「それにお母さんだって孫の世話できて嬉しいんだから、お母さんの楽しみ奪ったら可哀想でしょ」。自分勝手な行動を正当化する姉の言葉は、聞いていると怒りを覚えます。孫の世話を当然のものと捉え、まったく感謝の気持ちがないのです。この言葉から、姉の歪んだ人格がはっきりと伝わってきます。
母の叫びにも似た助けの声
「つっ つぐみ! どどどどどうしましょう…! 私 大変なことをっ…望がっ…望がっ…」。電話口から伝わってくるのは母の恐怖と絶望。普段冷静な母が、取り乱し、言葉を失っている様子は、胸を締め付けます。娘に助けを求めるこの声は、母親としての深い愛情を物語っています。
姉の冷たい侮蔑のまなざし
「なんてことしてくれたのよ!」。望の失踪に直面しても、望の安全よりも自分の怒りを優先する姉。震える母に冷たい視線を向けるその態度は、姉の心の冷酷さを象徴しています。母親の立場をまったく理解しようとしないその自己中心さに、言葉を失います。
▽ 3ヶ月の子供を母親に預け、仕事に復帰した姉・ちふゆ。しかし、風邪で休んでいた望が行方不明になるという最悪の事態が発生します。母親の心配をよそに、激しく責める姉の冷たい態度には、憤りを覚えるでしょう。果たして、行方不明になった望は見つかるのでしょうか? そして、この悲劇的な状況は、姉妹の関係にどのような影響を与えるのでしょうか。