「私は孫のお世話をさせてあげてるだけ」実家依存の毒姉に振り回された話【バージョンアップしたモンスター】
実の姉妹だから、仲良く助け合って生きていきたい。そう願うのは自然なことかもしれません。しかし、中にはその願いが叶わないばかりか、大きなストレスを感じてしまう関係性もあるようです。今回は、実家依存の強すぎるお姉さんに第二子が誕生したエピソードをご紹介いたします。
あらすじ
つぐみの姉・ちふゆに第二子が誕生しました。高齢出産ということもあり、予定日の3か月前から実家に里帰り。しかし、その期間中、ちふゆは家事と育児のほとんどを母親に丸投げしてしまいます。
出産祝いに駆けつけたつぐみと夫の邦彦、そして娘の麦を前に、ちふゆはお礼もそこそこに「出産は本当に大変だった」と疲れ切った様子を隠すことなく語ります。
さらには、夫の伊吹に対し、おむつ替えから肩もみ、ハーブティーの準備まで、当然のように要求する始末。そんな姉の態度に、つぐみと邦彦は言葉を失います。育休の話になると、ちふゆは3か月で復帰予定だそう。保育園はどうするのかと聞くと、今回も嫌な予感が……。
見どころ
奴隷扱いの夫
出産で満身創痍だというちふゆに頭が上がらず、要求にすべて答えてあげる夫・伊吹。さすがにやりすぎだとつぐみが口を挟みますが、相変わらず聞く耳は持たないようですね。
息子への冷たい仕打ち
「ママとあそびたい!」と素直に訴える望。しかし、ちふゆはそれを「ワガママ言わないの」「そんな悪い子 ママ嫌いだからね」と完全に冷たい言葉で一蹴します。傷ついた望の表情が、胸を締め付けます。
「孫の世話できて嬉しいんだから」
第二子の保育園入園について話題が及ぶと、ちふゆは「保育園には預けない」と断言。「3か月の子を保育園に預けるとか怖い」「保育料だってバカにならない」ともっともらしい理由を述べますが、その本当の目的は母親に育児を丸投げすること。伊吹が育休を取得することを提案しても、「うちの収入減っちゃうでしょ」と金銭的な理由で口を封じます。
▽ 第二子の誕生で、多少は大人になったかと思われた姉・ちふゆ。しかし、その本質は何も変わらず、むしろ悪化していたようです。高齢の母親に生後3か月の赤ちゃんの育児をすべて任せるという彼女の行動は、信じがたいものがあります。