「私は孫のお世話をさせてあげてるだけ」実家依存の毒姉に振り回された話【つぐみの出産】
結婚して家を出たはずなのに、しょっちゅう実家に帰ってくる人っていますよね。それが実の姉だった場合、家族は振り回される運命に……。今回は「実家依存の毒姉に振り回された話」の中から、つぐみが母になった話をご紹介します。
あらすじ
主人公・つぐみには、11歳離れた姉・ちふゆがいて、幼い頃から憧れの存在。つぐみは「いつか姉のようになりたい」と思っていた。ちふゆが結婚して家を出るまでは……。
長年一緒に暮らしていた姉が結婚して家を出たことで、寂しさを感じていたつぐみ。ただ、家を出たはずなのに、頻繁に帰ってくるちふゆに違和感を覚えるように。母が作った料理を目当てにしている上に、つぐみの夜ごはんの分まで持ち帰ってしまうため、だんだんちふゆにイライラが募っていった。
1年後、子どもを授かり出産したちふゆ。ちふゆは里帰りをして実家にいたため、つぐみはかわいい甥っ子・望に癒されていた。その後、里帰りを終えてからは、家で育児を頑張っているものだと思っていたが、実はちふゆは毎日子どもを連れてやってきては、母に家事や育児をやらせていたことが判明。
ちふゆが仕事復帰をすることになったが、子どもの面倒は母に全部やってもらうことになっていた。いくらなんでも自分勝手すぎる姉の行動に、苛立ってしまうつぐみ。
ある日、母が体調を崩して倒れてしまった。毎日子どもの面倒を見て、ちふゆたちのごはんの準備もしていたことが原因だろう。しかし、ちふゆは母に対してきつい言い方をする。それを聞いていた父がついにちふゆに説教をした。こんな状況だというのに、いまだにちふゆの心配をする母に、つぐみも内心あきれていたのであった。
月日は流れ、ついにつぐみも結婚、そして妊娠。母になるときが来たのだ。
見どころ
里帰り出産
母に「ちふゆは里帰り出産したけど、あなたはどうする?」と聞かれたつぐみ。初めての出産のため母のそばにいたいと思う反面、ちふゆたちのことが気になってしまう。
無事に退院
里帰り出産を決めたつぐみ。出産中にトラブルがあって緊急帝王切開となったが、赤ちゃんは無事に産まれてきてくれた。子どもの名前は「麦」と名付け、幸せな気持ちで実家に向かうのであった。
「今日1日お世話よろしくね」
実家に帰ると姉が いて、出産祝いをくれて帰ろうとしていた。横暴な姉も落ち着いたのかと思いきや、数日後またしても「保育園休ませたから」「今日1日お世話よろしくね」と望を預けに実家に訪れたのであった。
里帰り出産をしても、姉がいると思うと落ち着きませんよね。以前よりは頻度は減ったのかと思いきや、今も平気な顔をして子どもを預けにきているようです……。