「で、出身大学は?」学歴主義な採点男の悲惨な末路【係長への嫌味】
学歴がすべてではないとは言いつつ、学歴主義の考えは未だ根強く残っています。もちろん学歴はその人の努力の証でもあり、評価されてしかるべきだと思います。しかしそれだけに捕らわれ過ぎてしまうと、物事の本質を見失うことにもなりかねません。そこで今回は、そんな学歴に捕らわれた男性が破滅に向かっていく話をお届けします。
あらすじ
高学歴、高収入の女性と結婚することが人生の成功だと信じて疑わない会社員の康太。日頃から周囲に高圧的な態度を取り、特に同じ職場の係長である美玖には辛辣な言葉を浴びせていました。そんな中、さらに職場での態度をエスカレートさせていきます。しかし、そんな彼の言動の一部始終は、密かに美玖によって録音されていたのです。幸せの絶頂にいると思っていた康太に、一体どんな落とし穴が待ち受けているのでしょうか。
見どころ
まさかの電撃結婚宣言!?
「ついに俺も出会っちゃった、的な?運命の相手…ってやつにさ」と、どこか浮かれた様子の康太。まさかの結婚報告に、同僚の歩夢は驚きを隠せません。「まじか…ついにお前も…よかったな~、康太~!」と祝福しますが、康太はどこまでもドヤ顔。「まあ、まだすると決まったわけじゃないけど、向こうはその気満々って感じだし、そこまで言われてしてやらないのも可哀想だろ?」と、上から目線な発言も飛び出します。彼の自己中心的な考え方が早くも垣間見えるシーンです。
理想の結婚相手はやっぱり…
歩夢が相手の女性について尋ねると、康太はしたり顔で答えます。「ふんっ、当たり前だ。A大卒でヨツボシ勤務の美人。そうじゃなきゃこの俺が結婚なんかしてやるわけないだろ」。学歴と肩書ばかりを気にする康太の言葉に、歩夢はただ感心するばかり。しかし、その会話を冷たい視線で見つめる女性社員・美玖の存在が、何やら不穏な空気を漂わせます。康太の価値観と、それを冷静に見つめる第三者の視線が対照的です。
痛烈な一言と静かな反撃
美玖は2人に「そこの2人、今は就業中ですよ」と注意しますが、康太は聞く耳を持ちません。「すみませーん。結婚に縁のない行き遅れの係長には聞くのも辛い話ですよね」と、ニヤニヤしながら嫌味を言います。しかし、美玖はそんな挑発には一切反応せず、ただ冷たい視線を向けるだけ。その胸ポケットには、康太の暴言をしっかりと記録するペン型のボイスレコーダーが忍ばせてあったのです。言葉による攻撃と、それを冷静に記録する行動という対比が、今後の展開への期待を高めます。
▽ ついに理想の女性と出会い、人生の絶頂を迎えたかのように勘違いしている康太。しかし、彼の学歴至上主義と傲慢な態度は、周囲の反感を買い、思わぬ落とし穴へと繋がっていく予感が…。果たして、この恋の結末は?そして、美玖の静かな反撃はどのような形で康太を追い詰めるのか楽しみにしたいですね。