優しかった祖母が認知症に…暴言を吐かれる日々に起きた数分間の奇跡

大好きだった祖父母が認知症になり、人が変わってしまったということも。昔の優しい姿を知っているからこそ、余計にショックですよね……。今回は、そんな体験をしたお孫さんのエピソードをご紹介します。
たった数分間…

「子どもの頃、両親と祖母と暮らしていました。祖母はいつも私に優しくて、私は大のおばあちゃんっ子でした。だけど、私が中学に入る頃には、祖母の様子がだんだんおかしくなって。病院で認知症だと診断されました……。
家族のことがわからなくなり、私にも『誰だお前は!』『出ていけ!』と暴言を吐くようになり……。優しかった祖母はまったくの別人になってしまいました。家族も手に負えなくなり、どうにか空きが出た施設に入ることに。
施設に入る日の前日、食卓でバナナを食べていた祖母がふと私の顔を見て『〇〇ちゃん、おかえり』『バナナ好きでしょ? 食べる?』『学校大変だったでしょ? いっぱい食べなさい』と声をかけてくれたんです。
まるで昔の祖母に戻ったみたいで……思わず泣いてしまいました。祖母はそんな私に『どうしたの? 学校でいじめられたの?』『おばあちゃんがいじめっ子をやっつけてやるから!』と言ってくれて。痩せ細ったガリガリの腕で抱きしめてくれました。
それはたった数分の出来事で、すぐにまたもとの祖母に戻ってしまいました。その後、祖母は施設に入ってしばらくして亡くなりました。あの日、どうして祖母は記憶を取り戻したのか……。医師は『まれにそういうことはある』と言っていたけれど、とても不思議な出来事でした。優しかった祖母と最後に会えたことは、当時の私にとって大きな救いだったと思います……」(体験者:30代女性・会社員/回答時期:2026年3月)
▽ 大好きだったおばあちゃんが認知症になり、暴言を吐かれ……とてもつらいですよね……。そんな中、ほんの数分でも昔の記憶を取り戻すことができたって奇跡です。病気で人が変わったようになってしまっても、孫の心配をするおばあちゃんは本当に愛情深い人だったのでしょうね。
※Googirlが独自にアンケートを実施し、集めたGoogirl読者様の体験談をもとに記事化しています。