貧しい家庭で育ったから破談? 育ちが悪いって何ですか?

実家の経済格差によって、結婚に影響があることも。今回は、貧しい家庭で育った女性のエピソードをご紹介します。
あなたは育ちが悪いから

「付き合っていた彼の実家に結婚の挨拶をしたときのこと。彼の実家は裕福で、私の実家は貧しかったこともあり、彼の両親からは私がお金目当てなのだと思われていました……。彼のお母さんは、私のカバンを見て『結婚の挨拶の場に、そんな安物のカバンしか持ってこられなかったのね』と一言。
それは学生向けのブランドで高価なものではなかったけど、母がパートの給料を貯めてプレゼントしてくれたものでした。父の自営の仕事が廃業したり、祖父母が病気になったり、うちは常にお金がありません。だけど、愛情いっぱい育ててもらいました。そんな両親を侮辱されたのが悔しくて……。
食事のマナーを間違えたときも『あなたは育ちが悪いから』と言われ、我慢の限界に。『育ちが悪いって何ですか?』『知らないことは多いですが、私は両親に育ててもらったことを誇りに思っています』『それに、育ちがいい人は人の持ち物を悪く言ったりしないのでは?』と言い返し、彼との結婚は破談になりました。
その後、私はがむしゃらに働いて起業しました。当時の彼の収入よりも多いし、ブランド物も買えるし、高級レストランだって行けます。私のことを、お金があっても育ちが悪い人間だと思う人もいるでしょう。それでもかまいません。私にとっては、自慢の家族なので、誰に何を言われても揺らぐことはありません」(体験者:40代女性・自営業/回答時期:2025年9月)
▽ たとえ貧しくても、愛情たっぷりの家庭で育ててもらっているなら、育ちが悪いとはいわないですよね。そもそも、人に対して言っていい言葉ではないと思いますが……。そんなことを言うご両親がいる彼とは、破談して正解です。
※Googirlが独自にアンケートを実施し、集めたGoogirl読者様の体験談をもとに記事化しています。