反抗期の私。余命半年の母に暴言を吐いた翌日、母は亡くなってしまい

反抗期でつい言ってしまった言葉を、一生後悔している人も。今回は、お母さんを亡くした人のエピソードをご紹介します。
お母さんからの手紙

「中学生の頃、母が病気で余命半年だといわれました。その事実を知ったのは母が亡くなってからでしたが、当時の母は体も心も限界だったようで、毎日家で泣いていました。
父は早く帰って家事をしていましたが、作ってくれる食事はおいしくないし、家の中の雰囲気は暗いし、居心地が悪くて……。母は、家族と過ごすために入院せず自宅で過ごすことを選んだそうだけど、当時の私は学校が終わったら友達の家に行ったり、図書館で過ごしたり、ほとんど家にいませんでした。
ある日、体が痛いと泣いている母に『そんなに痛いならさっさと入院してよ』『毎日泣き言ばっかり、本当に迷惑』と、つい言ってしまいました。母は『ごめんなさい』と謝っていて……翌日、母は亡くなりました。それが、最後の会話となってしまったんです。
その後、父から手紙を渡されました。母が私の誕生日のために書いてくれた手紙。私が15歳~20歳になる誕生日の分まで書いてくれていました。母の字は弱々しくて、体がつらい中、一生懸命書いてくれたんだと思ったら、母になんてひどいことを言ってしまったんだろうと後悔しかなくて……。
今、自分も母親という立場になりましたが、当時の母の気持ちを思うと昔以上に申し訳なく思います。この後悔を抱えながら、母親として精一杯子育てすることで償っていくしかないんだろうと思います……」(体験者:40代女性・パート/回答時期:2025年9月)
▽ 多感な時期にお母さんが病気で、精神的に不安定になってしまう気持ちもわかります……。言ってしまった言葉は消えないけれど、立派に子育てされている娘さんのことを、お母さんは誇らしく思っているはずです。
※Googirlが独自にアンケートを実施し、集めたGoogirl読者様の体験談をもとに記事化しています。