号泣する母に息子は「トウモロコシ食べようよ」共感力がない息子に母は
子どもと上手くコミュニケーションがとれず、悩んでいる親御さんも。気持ちをわかってもらえないとストレスですよね……。今回は、共感力がないといわれた息子さんを育てているお母さんのエピソードをご紹介します。
「大丈夫?」とすら言ってくれない…
「6歳の息子には共感能力がありません。発達相談ではそういう特性なのだといわれました。お友達が泣いていても、なぜ泣いているのかわからない。私が熱で寝込んでいても心配なんかしたことない。仕方ないとわかっていても、そういう息子を育てていくのは虚しく感じていました……。
息子は小学校でもトラブルばかりで、育児に限界を感じた私は息子の前で号泣してしまいました。そんな私を息子は不思議そうに見ていて『トウモロコシ食べようよ』と一言。母親が泣いているのに、『大丈夫?』とすら言ってくれない。それがすごく悲しくて、絶望的な気持ちになりました……。
息子はなぜあんなことを言ったんだろう。しばらく考えていたら、その日、息子と一緒にスーパーに行ったことを思い出しました。トウモロコシが安かったので、『お母さんトウモロコシ好きなんだ』『安いから買っていこう』と買い物をして……もしかしたら、息子は『お母さん元気ないの? じゃあ今日買ってきたトウモロコシ食べようよ。お母さん好きでしょ?』って、励ますつもりで言ったのかもしれない。そんな風に思いました。
その後、息子と一緒にトウモロコシを食べていたら、息子はうれしそうに笑っていました。この子の表現は他の子とは違う。だけど、表に見えないだけで、本当は思いやる気持ちがちゃんとあるのかもしれない。そう思ったら、少しだけ希望が見えたのでした」(体験者:40代女性・パート/回答時期:2025年7月)
▽ 空気を読めていない発言も、お母さんを励まそうとしての一言だったのかもしれませんね。お母さんが喜びそうなことを、きっと必死に探していたのでしょう。子どものことをよく見ているお母さんだからこそ、気づけたのでしょうね。
※Googirlが独自にアンケートを実施し、集めたGoogirl読者様の体験談をもとに記事化しています。