娘より父と弟を優先し続けた母…60代になっても誰からも感謝されず?
男尊女卑の家庭で育つと、その価値観が当たり前になってくることも。今回は、娘より夫と息子を優先してきたお母さんのエピソードをご紹介します。
おかずの量はいつも…
「うちの母は男尊女卑の家庭で育ったからか、父と弟をいつも優先していました。おかずは父と弟の分だけ多く、その次に私、母が一番少なかったです。
私が小学生の頃、自分のおかずを母に分けてあげました。母がお腹を空かせていると思ったので。だけど、母は『いらないならお父さんにあげる』と、私のおかずを父に食べさせてしまいました。せっかく母にあげたのに……。娘が自分のためにおかずを分けてくれたなんて、母は思いもしなかったのでしょうね。それくらい、母の頭は父と弟のことでいっぱいだったんです。
それから月日がたち、母と父は60代に。私と弟は40代になりました。相変わらず、母は父と実家暮らしの弟のために毎日家事をしています。父と弟は、母に感謝なんてしたこともないし、プレゼントだってしてことがありません。
一度、母に『お母さんの人生って幸せなの?』と聞いたことがあります。母は『そんなこと考えたことない』と言っていました。私は母を反面教師にし、すぐに家を出て働き、自由な生活をしています。結婚もしていません。自分のためだけに時間を使える幸せを、母は一生知らないのだと思ったら、母のことが可哀想になりました。
子どもの頃、弟のことばかりで私を蔑ろにしてきたことも、少しは許せそうです……」(体験者:40代女性・会社員/回答時期:2025年6月)
▽ 男性に尽くすのが当たり前だと信じて、疑問にも思わなかったお母さん。娘さんが不満を感じていることにも気づかずにいたのでしょうね……。年をとっても感謝もされず尽くすのが当たり前だと思われ……そのまま人生が終わっていくって、なんだか悲しいです……。
※Googirlが独自にアンケートを実施し、集めたGoogirl読者様の体験談をもとに記事化しています。