やっぱり!恋の消費期限2年説にはちゃんと理由が存在した!?
どんなに仲の良いカップルでも、いつまでもラブラブではいられないもの、付き合いが長くなるにつれて、恋愛当初の情熱は冷めていってしまう、そんなことをもはや当然のように受け止めていませんか?実はこの考えにも、れっきとした生物学的理由(?)があるようなのです。
恋愛感情の賞味期限は2年間
カップルおよびセックスセラピストのジェーン・グーリア先生によると、激しい恋愛感情の賞味期限は2年間なのだとか。このあいだにカップルはそれなりに安定した関係となり、セックスもマンネリ化してくるといいます。もう彼は自分のものと思えば、女子として見栄をはることも少なくなり、セックスも“いつもの代わり映えしないもの”になってくるのです。
これに関係してくるのがホルモン。セックスセラピストのバーバラ・バートリック先生は、「恋愛のはじめには、性ホルモンのエストロゲンやテストステロン、ドーパミン、恋愛ホルモンともいわれるオキシトシンなどが急増しますが、その2年後には通常のレベルまで下がってしまうのです」と説明しています。
人類の進化に関係している?
では、なぜ2年間というタイムラインなのでしょうか?
はっきりとしたことはまだ分かっていませんが、科学者の間では人類の進化となにか関係があるのではないかとも言われています。
人間の新生児にとって、生存チャンスを大きく左右するのが最初の数年間、この時期に両親がそろっているかどうかが、生死を分ける重大なポイントでした。その頃の記憶がまだどこかわたしたちの心の奥底に潜んでいるのか、子どもの有無に関わらず、少なくとも2年間は安定したカップル関係を維持するよう本能が働いているようなのです。
もっとも現代の私たちは、本能だけで動いているワケでもなく、赤ちゃんだって両親がそろっていなくてもちゃんと成長できる環境があります。2年以上たってますます愛を深めているカップルだってたくさん。
逆に芸能界では、1年もせずにスピード離婚するカップルも多く、この“2年ルール”も一概に通用するわけではありません。でも、ひとつ覚えておきたいのは、盛り上がってはじまった恋愛にもいつか必ず、もっと多面的に相手を理解し、受け入れる時期がくるということ。そのとき試されるのは、性格、ライフスタイル、価値観、家族や友人との人間関係、といった総合的な“人間力”なのでしょう。