彼と結婚して大丈夫? 入籍前にあらためて自問自答したい4つのこと

2021.07.02

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ただ付き合っているだけなら一緒にいて楽しければいいけれど、結婚となるとそうもいきません。そこで既婚者のみなさんに、円満な結婚生活の秘訣をきいてきました。「今の彼と結婚して大丈夫かな?」と迷ったら、ぜひ参考にしてみてください。


許せなくても「赦」せる?

「交際しているだけなら、許せない! ってなったら別れればいいと思う。けど結婚したらそんなに簡単に別れるわけにはいかないから、ある程度“水に流せる”かどうかって重要だと思うんだよね。
起きてしまった失敗や間違いは取り消せないけど、いつまでもひきずっていたらお互いにとってよくない。そこは懐深く、『赦してリセットしよう』と思える相手かどうかは結構大事かも」(32歳・出版・男性)

▽ 夫婦といえど別々の人間ですからどうしても許せないこともあります。そこから一歩踏み出して「赦」せるかが問われるのですね。

トラブルへの対処方法は同じ?

「結婚を考える時点で、“一緒にいて楽しい相手”ではあるんだと思う。だから『趣味が合う』とか『笑いのツボが一緒』とかより、なにか起きたときにどう対処するか、の感覚が合う方が重要かな。
そもそもなにをトラブルと捉えるか、そして実際にトラブルに直面したときどう対処するのか。その価値観が一致していないと、どんどん心の距離が開いてしまう。
たとえば、ケンカしたらじっくり話し合いたい派と押し黙る派、お店のサービスに不満があっても穏便にすませたい派と言わずにはいられない派……。夫婦は小さなことから大きなことまでふたりで決断を積み重ねていく戦友だから、相手がどう問題解決していくタイプなのかはしっかり見極めたいな」(34歳・金融・男性)

▽ トラブルのときこそふたりの相性が試されるということですね。たしかに、有事に共通の価値観を持って助け合えなかったら、なんのために生涯をともにするのかわからなくなってしまうかも……。

欠点が悪化しても受容できる?

「結婚前ってつい『結婚したら、彼の欠点も直るかも……!?』って希望を持ちがちですが、直りませんよ。むしろひどくなる一方です。
もちろん、『靴下を脱ぎっぱなしにしないで!』とか『お腹が空いたからって八つ当たりしないで!』とか気長に言いつづけてはいますよ。でも、本音はもうあきらめています。大人になると、よほどのことがない限り性格も習慣も変わりませんからね。
日々腹が立つことだらけだけど、旦那にそういうところがあるのは知っていたし。今は、欠点はお互いさまと受け入れ、信頼関係を大切にするようにしています」(28歳・不動産・女性)

▽ 「結婚したらもっと責任感出るかな? と思ったけど全然でなかった!」という声、よく耳にします。「彼のダメなところは、私がなんとかしてあげる!」という気負いも自分がつらくなってしまうだけかも。欠点も含めたありのままの彼を受け入れられますか?

偽りのない自分でいられる?

「付き合っているときって正直いくらでもごまかせるじゃないですか。外見も中身も、少しでも相手によく見てもらいたくて努力もするし、それが楽しくもある。
でも結婚したり子どもが産まれたりすると、とにかく自然体でいられないと疲れるし、もたない。むしろ本音をさらけだすことで、お互いにしっかり話せて成長することもある気もする。逆に相手が私に気を使って、本来の自分を隠していたらやだな、って思うしね。家庭はやっぱり、一番くつろげる場所でないと」(30歳・メーカー・女性)

▽ 共同生活を送るなかで自分を偽ったままでいるのはつらいですよね。家庭がくつろげる場所であることは、夫婦生活を長く円満につづける絶対条件。でも、最低限の気遣いは忘れずに。

2021.07.02

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記事を書いたのはこの人

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Written by とらこ

歌と映画と温泉と。寺社仏めぐりと言葉遊び。好きなことは山ほどある。 “The earliest moment is when you think it’s too late.”を座右の銘に、前進あるのみ。

はくまい

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