実際のところどうなの? 共働き夫婦に聞いた「家事分担事情」
女性の共働き率はどんどん上がっているとはいえ、まだまだ家事は女性の負担のほうが大きい夫婦も多いはず。何もしない夫にイラッとした場合、解決策は? 今回は、共働き夫婦の家事分担事情の実際のところについて聞いてみました。
共働き夫婦に聞いた家事分担事情
得意な家事を分担派
「夫は料理が得意だけれど、洗濯物をたたむのが嫌い。私は料理はあまり得意じゃないけれどきれい好きなので、掃除と洗濯は私の担当です。お互いが得意な分野だと苦にならないので、今のところ揉めていません」(25歳/エステ勤務)
▽ 仕事で疲れて帰ってきて、好きでもない家事をまた頑張らなくてはいけない……というのはストレスがたまってしまいますよね。自分の好きな分野の家事を担当するというのは良い方法だと思います。問題は、お互いの嫌いな分野が被ってしまったときですね……。
ホワイトボードで共有派
「男の人って言われないと気付かないんですよね。ゴミ袋が切れそうだから買っておくとか、バターがなくなりそうだから帰りにスーパーに寄ろうとか。そういうのに気付かない夫と以前はよく揉めていたんですが、二人で話し合ってホワイトボードで共有することにしてからケンカしなくなりました」(29歳/金融関係)
▽ こちらの夫婦は、ホワイトボードにやることを書いて、写真を撮ってLINEで共有しているそうです。確かに男性は「ゴミ出しをした」「お風呂掃除をした」など目に見えるものばかりが家事だと思いがち。先回りして想像して家事をやっておくというのは苦手分野ですよね。実際に家事が可視化されると、妻側の負担が多いことに夫も初めて気付けるのかもしれません。
手が空いたほうが気付いたときにやる派
「早く帰ってきたほうがご飯を作ってあとから帰ってきたほうが茶碗を洗うなど、手が空いているほうが積極的にやるようにしています。主人も家事が苦手じゃないから成り立っているのかもしれないですね」(24歳/web制作会社勤務)
▽ お互いの親切心を前提としてなんとなく家事を分担する場合、それでうまくいく夫婦と揉める夫婦に分かれそうですね。
家事代行もうまく利用派
「平日は二人とも帰りが遅くてほとんど家事ができない分、土曜日は家事で潰れてしまっていました。でも、友人に勧められて家事代行を頼むようになってから、土日に夫婦の時間を使えるようになって夫婦仲も良くなった気がします」(28歳/営業職)
▽ ちなみに筆者の場合も家事代行を積極的に利用しています。今はスマホのアプリで当日でも依頼できるサービスがありますし、2時間で5,000円前後で依頼可能です。ちょっともったいないと思うかもしれませんが、掃除が好きではない筆者が掃除にかける2時間とプロが行う2時間ではこなせる量が全く違います。
週末も家事に追われて休めないよりも、月2回お願いして1万円だったら、夫婦で半分ずつ負担したとしてもそれほど大きな負担にはならないのではないでしょうか。
ちなみに今回リサーチした中で、共働きで全く夫が家事を手伝わないという夫婦はいませんでした。夫婦の家事の分担に正解はありませんが、お互いが納得できる方法を決められると良いですね。