離婚して気づいた…。経験者に聞いた「私たちに足りなかったこと」
離婚は人生において大事な一歩であり、なぜうまくいかなかったのかを振り返って自分を見つめ直す機会を与えてくれますよね。離婚と聞くとマイナスイメージを持たれるかもしれませんが、離婚をしたから気づけたこと、これからの人生に役立てたいことが見えてくる大きなチャンスでもあります。
そこで今回は、離婚によって見えた「足りなかったこと」を離婚経験者の皆さんに教えていただきました。
気持ちを伝えることを諦めてしまった
「旦那に恋をしているという感覚はなくなって、だんだんと意思の疎通が面倒になっていったんです。嫌なことがあっても『別に話さなくていいや』で済ませてしまった。お互いが何を考えているのか分からなくなったのがよくなかったんです。話し合う姿勢が私たちには足りなかったのかな」(31歳/事務/女性)
▽ 自分の気持ちを話すことは、相手に自分を理解してほしいからできる行動です。相手に対して興味を失うと、自分のことも話す気にならなくなってしまうんですよね。お互いにコミュニケーションをとっていけばどこかに突破口はあったのかも……と思うと、やりきれないですね。
不満や不安ばかり伝えていた
「結婚したばかりのときは会話のほとんどが楽しい話題だったのに、だんだんと不満や不安を伝えるだけの会話が増えていきました。『なんでゴミまとめてくれないの?』とか『洗い物が乾いていたら片づけてよ』とか。
ちょっとした不満が大きくなって、一緒にいてもずっとピリピリしていました。二人の時間を楽しく過ごそうっていう努力ができなかったです」(30歳/飲食業/女性)
▽ 一緒にいることが嫌になってくると、楽しい会話をするエネルギーさえ残っていないものです。ちょっとしたところでも気になって、それを伝えることでストレスを発散させて……。そうしないと気が済まなくなってくるんですよね。
すれ違っても仕方ないで済ませていた
「お互いに仕事が忙しくてスピード離婚しました。全く顔を合わせない日々が続いて、ただ同じ部屋を共用しているだけの存在みたいな。子どもを産むかどうかの話で、彼に『これだけ忙しいから無理でしょ』と言われたのが別れの決め手でした」(32歳/音楽教室勤務/女性)
▽ お互いに忙しくても子どもが欲しければ時間は作るものですし、忙しいことを理由にするのなら、旦那さんはもともと子どもが欲しいという願望はなかったのかもしれません。結婚前にもっと将来のことを話し合っておくべきだった、と思ってしまいますよね。
愛情を持って接することができなかった
「夫に対する気持ちは冷めていたんですが、それでも家族愛はあると思っていました。でも、お互いに気遣いも足りなければ愛情も足りていなくて、冷え切った関係に耐えられなくなったんです。温かい家庭を目指していたのに、これじゃあ叶わないなって」(29歳/アパレル/女性)
▽ 恋愛感情がなくなっても人として愛することができれば幸せな家庭を築けたかもしれません。人としても愛せなくなってしまうというのは、お互いに苦しいですよね。
まとめ
次に愛せる人と出会えたら、もっとたくさん話し合おう、もっとたくさん愛情を伝えようと前向きに考えられますよね。これから幸せに向かうために必要な過程だったと、明るい未来を信じて進んでいってくださいね。