好きになってはいけない人を好きになったときの気持ちの抑え方

人を好きになる気持ちは自由ですが、立場上、好きになってはいけない相手や、好きになっても報われない相手はいるもの。必ずしもその恋が成就するわけではないのが恋愛です。ときには、潔くあきらめなければならないことや、歯を食いしばる思いで身を引くことも必要です。
今回はそんな、好きになってはいけない相手を好きになったときの気持ちの抑え方をきいてみました。

好きな気持ちの抑え方

「見えているのはあくまで一部分」だと知る

「結婚して10年。夫以外の人にときめいてしまった！　相手は私よりも3歳年上のバイト先の上司。スマートで優しくて人望があってステキだなあと思うけど、見えているのはあくまで一部分なんだなって思いこんで気持ちを抑えてる。
この前、その上司が電話で彼女らしき相手に冷たい態度をとっているのを見て、私の気持ちも冷静になったところ」（30代／パート）

▽ 好きになったとしても、知っているのは相手のほんの一部分。深く知ればそれなりに嫌なところも見えてくるし、完璧な人間なんていないので冷めてしまうところもあるでしょう。冷静にそのことを知っていれば、過ちはおかさずにすむようです。

「人間として」好きなだけだと思い込む

「塾講師のバイトをしていて、生徒のことを好きになっちゃったことがある。8歳くらい年下だし、自分でもびっくり。
もちろんそんなのダメだから、その子のことは“人間として”好きなだけだって思い込むようにして、その子の恋愛相談に乗ったりしているうちに自然と恋心は消えていったよ」（30代／塾講師）

▽ 恋愛としてではなく、人間として好きなのだと思い込むこともときには必要です。恋愛対象としての好きなら問題になってしまうことでも、人間としての好きなら問題にはなりません。

物理的に距離を置く

「結婚していてほかの人にときめいちゃったときは、だいたいはときめきだけで満喫する！
その先一歩進みたいと思ってしまったら、物理的に距離を置くかな。職場が同じ相手なら転職を考えたり、連絡先を消したりして会わない、見ない、を徹底する」（30代／IT）

▽ 物理的に距離を置くこともとても大切。相手のことをこれ以上好きになったらいけないと思ったタイミングで連絡先を消したり、会わない工夫をしたりすることも必要です。

「叶わないから燃えているだけかも」と冷静になる

「高校時代、先生のことがどうしようもないくらいに好きになっちゃって大変だったことがある。受験もあったのに勉強に集中できないし実際に先生に連絡先をきいたり、いきなり電話をしちゃったこともある。全然恋愛としては相手にされなかったけど。
そのとき先生に“叶わないから燃えているだけかもよ”って言われて、すごくイラッとしたけど、今振り返るとあの言葉は正解で、叶わない恋だからあんなに熱に浮かされていたんだなと思う」（30代／看護師）

▽ 叶わないから燃えているだけ、という可能性もあります。冷静になると、障害物がある恋のほうが燃えるもの。意外と障害のない場所や状況で出会っていたら、恋にはならなかった可能性もあります。