相手を傷つけず…「あなたのここが嫌」と伝える上手な言い方4つ
好きなところが数えきれないほどあったとしても、嫌だなあと思うことって目につきますよね。とくに自分の許容範囲外のことに関しては、相手に伝えないと付き合っていくのが難しくなってきます。
しかし「こういうところが嫌だ」とストレートに伝えると、相手を傷つけてしまう可能性も。そこで今回は、「あなたのここが嫌」の上手な伝えかたをご紹介します!
相手を傷つけない「あなたのここが嫌」
「私が傷ついている」と攻撃性のない伝えかたをする
嫌だ、とストレートに伝えると、相手を傷つけてしまうこともあります。「あなたのこういうところに傷ついた」「あなたにこう言われてつらかった」など、間接的に伝えてみましょう。
こうすることで、なぜ嫌だと思わせてしまったのかを理解してもらうことができますし、なにを言えば傷つけてしまうのか、自分のどんな行動で嫌な思いをさせてしまうかも理解することができます。まったく相手を傷つけないわけではありませんが、いくぶんか柔らかい伝えかたになりますよね。
「いいところだと思うけど…」と相手を受け入れている姿勢を見せる
相手の嫌なところは、見方を変えれば長所にもなり得ます。「あなたのそういうところは個性だ」「あなたのそういうところはとてもいいところだと思う」と、まずは受け入れる姿勢を見せてみましょう。
そこから「でも私は、嫌だなと思うことがたまにある」と伝えれば、相手を深く傷つけずに、前向きに捉えてもらうことができます。否定ばかりでは自尊心を傷つけてしまうので、こちらから歩み寄り受け入れるというのは大事ですよね。
私はこう思う、と自分の考えを伝える
「あなたはこう考えているけど、私はこう思うんだよね」というふうに、まずは相手を理解していることを示します。そこから自分の考えを伝えてみましょう。
「俺はこう思っていたけど、こう思う人もいるんだ」と頭で整理しやすくなるので、受け入れやすくなります。相手の嫌なところを否定するのではなく、あなたはAで私はB、と異なる考えがあるんだよ、ということを伝えて理解を求めるのが目的です。
もっとこうしてほしい、と希望を伝える
嫌なことに対して、負の感情は乗せずに「あなたのこういうところを、もっとこうしてほしい」と、プラスな意味合いになる伝えかたをしてみましょう。
嫌がっていることを認識してもらいにくいのがデメリットではありますが、“相手を傷つけない”という点では一番伝えやすい方法です。褒めて伸ばすという考えに似ているので、とくに傷つきやすい相手と良好な関係を築きたい時は、この伝えかたが適しているかも?
「嫌なところを伝える」なんていうのは本当に嫌な作業ですよね。できれば省きたくなりますが、お互いの理解を深めていくうえではとても重要で、避けないほうがいいことでもあります。言いたくないことと向き合う勇気をもって、相手を思いやった言葉選びをして伝えてみてくださいね。