理想を押し付けないで! 実は男性が得意ではないこと3つ
「男のくせにこんなこともできないの?」とか「男なんだからこれくらいできて当然でしょ」というようなセリフは、相手の男性をひどく傷つけてしまっている可能性があります。
後になっていくら「そういうつもりではなかった」と弁明したところで、もう手遅れかもしれません。誰にでも得手不得手は存在するのです。
“苦手”は男女差で生じるものではない
ひとには得意不得意、得手不得手というものがあります。しかし、それは「男だから」とか「女だから」という理由で生じるものではありません。
たとえば、一般的に男性のほうが明るいとされているメカニックな分野で女性が活躍することは不可能でしょうか? また、男性ならばもれなくメカニックな分野が得意なのでしょうか? いえ、決してそんなことはありませんよね。
もっと身近なところで言えば、一般的に掃除は女性のほうが上手なイメージがありますが、掃除が苦手な女性もいれば掃除が得意な男性もいます。イメージや勝手な先入観だけで決めつけてかかると、知らず知らずのうちに誰かを傷つけることになるかもしれません。
「男ならできる」わけではないこと
(1)虫退治
「女性は叫んで男の後ろに隠れていれば済むんだからズルいですよ。黙っていてくれればまだ良いけど『ねえ、なにしてるの? 早く退治してよ!』なんて言われたら、もう我慢の限界! 俺だって一生懸命やってるよ!」(32歳/製造/男性)
▽ 苦手な度合いに差こそあれ、虫を「気持ち悪い!」と思わないひとは少ないということなのかもしれませんね。
(2)アウトドアやキャンプ
「男ならみんなアウトドアやキャンプが好きだとか、野外活動こそ男のロマンだなどと思ってほしくないです。俺はインドア派です。だいたい、アウトドアって後片付けとかが面倒臭いんですよ。俺的には、そこまで労力をかけてまでしたいものではないんです」(31歳/鉄道/男性)
▽ 男性が読む雑誌にはアウトドアに関するものも多く出てきますが、全員がアウトドア好きなわけではありません。
筆者はキャンプやバーベキューによく行くのですが、たしかにアウトドアは準備も後片付けも手間がかかるんですよね。だから、「そんな労力をかけてまでやるほど楽しいの?」と思ってしまう気持ちがわからなくもないです。
(3)DIY
「インパクトドライバーなんて、触ったことすらありません」(27歳/ドライバー/男性)
▽ “ものづくり”というと「男性の得意分野なのかな?」などと思ってしまいがちですが、そんなことはありません。ノコギリでまっすぐに板を切るのも垂直に釘を打つのも苦手、とにかく大工仕事は難しいと感じている男性は意外と多いみたいですよ。
中には、家具の組み立てでさえ嫌だと感じている男性も……。
「男らしくない」は禁句
もしかしたらこのセリフは、苦手な分野を彼に頼りたいという気持ちからくるものかもしれませんし、自分が苦手ではないから悪意なく口に出してしまったものかもしれません。
しかし、私たちも「女性なのにこんなこともできないの?」なんて言われたらイラッとしますよね。どのようなときも相手を思いやる気持ちを忘れてはいけないということです。