もういい、疲れた! 婚活をやめた私たちの理由
結婚をしたいと思ったから婚活を始め、時間とお金を費やして出会いの場に参加したのに、失礼なことを言われたり、傷ついたりする回数を重ねてくると「もう婚活をやめようかな」なんて思うときもありますよね。
そもそも「どうして結婚したいんだっけ……?」と原点に立ち返ったり、なんで頑張っているのかわからなくなることもあるでしょう。ここでは紆余曲折して婚活をやめた人たちにその理由を聞いてみました。
好みでない人としか出会えない
「周りから理想が高いって言われるくらい、モテるタイプの男性が好きな私。婚活では私が好きな顔のタイプの人に出会えないって気づいてから、これは時間の無駄だなと思ってやめた。友達に紹介してもらうほうがよっぽどタイプの人と出会える!」(20代/看護師)
▽ 自分の好みがはっきりしていて、その相手が婚活をしないようなタイプの男性だと、どんなに婚活をしても好みでない相手としか出会えません。
そのことに気づき「自分のターゲットはここにいない」と婚活をやめたそう。だからといって現実で出会えるかはわかりませんが、やめるのもひとつの選択ですね。
自分の素が出せない
「結婚目的ではじめましてで出会うと、どうしても自分の素が出せないから。今まで10人以上の人と会ってきたけど、相手に気に入られようとか好かれたいとか思って媚びてしまって、デートもずっとしんどい。私みたいな性格の人は、身近な人で仲良くなるところから始める自然な出会いのほうが向いているんだろうなって思ったから婚活をやめた」(20代/IT)
▽ 友達から恋愛に発展したり、同じコミュニティーに属して仲良くしていることで恋愛に発展することが多い人は、自分の素がなかなか出せない婚活という出会いが向いていないと感じたそう。
婚活は結婚が目的となって出会う場所。効率よく出会える反面、素を出せるまでに時間がかかってしまうという側面もあるそうです。
自分ひとりで生きていける経済力がある
「周りが結婚ラッシュのときは私も結婚したかったけど、結婚を機に仕事をやめて経済力がなくて離婚できないって愚痴っている友達を見て、私ももう婚活やめようかなって思った。今は仕事が軌道に乗っていて、男性以上に経済力があるし、結婚して家事とか育児に追われて稼ぐ力が衰えていくのって怖いかも」(30代/金融)
▽ 結婚を機に自分の仕事を諦めなければいけなくなる人もいるようです。だからこそ、自分のことを自分で養える経済力があるなら結婚しなくてもいいかもと思い始めたそう。
正直今のままで十分幸せ
「独身の今の暮らしに何も不足はないし、今のままで十分幸せだなって気づいたから。正直、周りに結婚は? って聞かれるのがしんどくて婚活を始めたところがあったから、自分の本心に気づけてよかった」(30代/コンサル)
▽ 今の生活のままで幸せを感じるため、特に結婚したいという欲望がないということに気づいた人もいました。周りが勧めるからなんとなく婚活をした人は、自分の求めているものに気づいて婚活を辞める人もすくなくありません。