国際結婚カップルが直面する食生活のカルチャーショック4つ

2020.06.06

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生まれ育った国も、文化も違う相手との恋愛、それにはうれしい発見や驚きもたくさんありますが、その反面あまりうれしくないショックを受けることも少なくありません。とくに食生活のカルチャーショックはお互い習慣的なこともあり、なかなか克服するのが難しいのです。
今回は筆者がオーストラリア人夫に感じたショックをお伝えしましょう!


食生活のカルチャーショック4つ

1: 朝ごはんはシリアルのみ、毎日、毎日同じもの!

1日の始まりだからこそ朝ごはんは大事。しっかりご飯かパンを食べておきたいし、温かいスープなどの汁物が欲しくなります。でも夫は毎日シリアルのみ。「それで本当に足りるの?」と思うのですが、もうずっとこれがルーティーンとなっているようなので何の不満もないみたい。
毎日違ったものが食べたいというのはけっこう日本人だけで、外国人は毎日同じものを食べるほうがしっくりくるという人も多いようです。

2: 回転寿司のお店に行って、最初に手に取るのが餃子

オーストラリアでも“SUSHI”は大人気。そこでたまには回転寿司に行こうと喜び勇んでいくのです。ところがシーフードが苦手な夫はいわゆるお寿司にはまったく心が惹かれないみたい。いろいろなお皿が回っているのに、真っ先に手に取るのは焼き餃子のお皿なのです。
「それならお寿司食べに来た意味ないじゃん!」と思うのですが、いちいち疲れるので止めました。お寿司を食べるテンションを共有するのは夢のようなことなのです。

3: せっかく頑張って作った茶碗蒸しがアウト!

寒い時に食べたくなる茶わん蒸し。ちょっと手の込んだ美味しい食べ物だと思いませんか? 料理スキルに乏しい筆者ですが、久しぶりに茶わん蒸しが食べたいと思い、作ってみました。ところが夫からはとても不評なのです。
夫いわく「卵がメインで、カスタード的なものをイメージしていたのに、予想外に塩味でおいしくない」とのこと。おそらく茶わん蒸しに近い料理が皆無なので味が想像できないのでしょうが、なんとも残念な経験でした!

4: 体力ダウンして疲れている時に食べたいものが違う!

海外暮らしなのだから日本にいる時と同じような食生活をキープすることは不可能。それは百も承知で、普段ならパスタやタコスといった食事でも全然かまいません。とはいえ風邪を引いたり、体力ダウンしている時は無性に日本的なものが食べたくなります。たとえばおかゆ。
でももちろん夫には理解してもらえないし、説明してもなかなか思い通りに作ってもらえることはありません。食文化の違いを思い知らされるのはこんな時です。

まとめ

国際恋愛カップルとはいえ組み合わせは多様だし、人によって食べ物の嗜好なども違うので、一概には語れないでしょう。外国人でもなんなく日本の食文化に馴染む人もいるし、日本食なんてほとんど食べなくても平気という日本人もいます。とはいえ筆者自身は、けっこう食文化の違いに悩まされています。
国際結婚のシビアな面はいろいろありますが、食生活も案外ハードルが高くなることをお伝えしておきたいと思います!

2020.06.06

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記事を書いたのはこの人

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Written by Waxy

南半球オーストラリアから世の動きを眺めています。 ガーデニング好きで、イチゴ栽培が特にお気に入り。

azuma

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