「あれっ、これって」と誰もが違和感を覚える、映画の決まりごと5つ
映画を見ていると、時々“あれっ、これって現実ではありえないよね”なんて突っ込みたくなるシーンが必ずありませんか? 一度そう思ってしまうと、なかなか映画の世界観に戻れなくなってしまいます。
大人も事情があるのでしょうが、どうしても違和感を覚えずにはいられない映画の決まりごとをリサーチしてみました!
映画の決まりごと
大都会のステキなおうちに住んでいる
映画とはいえ自分とそれほど年も違わないアラサー女子が大都会の大きなワンルームなんかに住んでいると、すごい違和感を覚えませんか? ロンドンやニューヨークなんて大都会で家賃も物価もものすごく高いはずです。
仕事だってハイキャリアというわけでもないのに、どうやってそこの家賃払ってるの? という疑問が頭を離れません。そこから主人公の年収が気になったり、自分と比べてしまったりして、映画に集中できなくなります。
具体的な話はすっ飛ばされる
知り合ったばかりのふたりがデートの約束をしているシーン「今度、ディナーでもどう?」なんてセリフはよくあるのに具体的にいつ、どこで、という話はなぜかほとんど聞きません。でも現実にはそんな具体的なディテールこそ重要だと思うのです。
しかし、たいていすぐに場面展開して、次のシーンではふたりがレストランで食事をしている、という場面に。これも編集や尺の関係なのでしょうが、どうしても気になってしまいます。
恋人同士が偶然ばったり出会う
これはもう恋愛映画で避けて通れないお決まり中のお決まり、偶然の再会というやつです。自分もまだ初心な10代の頃はそんな展開にドキドキしていたものですが、大人になってみると“いや、こんな大都会でそんな偶然、絶対にありえないから!”と主人公たちの恋をつぶしにかかろうとする心の狭い自分になっていることに気づきます。どんなに入り込んでいた世界観でも、このお決まりのせいで台無し、なんてことがよくあります。
エイリアンが地球に来襲するのはいつもアメリカ
子どもの頃は何の違和感もなかったのに、大人になるとやけに気になるのが言葉。SF映画でエイリアンが地球に来襲してくるのはほぼ間違いなくアメリカ、そして異星人であるはずのエイリアンは流ちょうな英語を話すのです。
同じ地球人で何年も英語を勉強していてもうまくコミュニケーションとれないのに! なんて逆ギレめいた感想を抱くことも。同様に、歴史映画などでフランス人がキレイな現代英語を話すのにも違和感を覚えます。
悪役が一斉に襲いかかって来ない
子どもながらに違和感を覚えた人も多いのが、アクション映画での乱闘シーン。悪役10人で主人公を追いつめているのに、なぜかご丁寧にもひとりひとりで襲いかかってゆき、強い主人公にやられるというお決まりのパターンです。
本気で狙っているなら、大多数でフルボッコにできるはずなのに、それでは映画として成立しません。それは大人として分かっているのですが、悪役の滑稽さと頭の悪さがどうしても気になります。