彼が落ち込んでいるとき、かけないほうが良い言葉4つ
落ち込んでいるときやツラいとき、誰かに話を聞いてもらえるだけで少し気持ちが楽になったりするものです。自分が落ち込んでいるときには彼にそばにいてもらいたいと思うし、また彼がそのような状態になっているときには、逆に支えてあげたいと思うのではないでしょうか。できることなら、“さりげなく支えてあげたい”ものです。「落ち込んでいる彼を励ましてあげたい!」そう思って行動したはずなのに……。
励ましたつもりが逆効果…!?
(1)的を射たアドバイス
「『もっとこうしたほうが良かったんじゃない?』とか『こうしてみなよ!』とか言われるとツラい。それが正論だと、なおさらキツい。お前はできないヤツだと言われている気がする」(27歳/出版/男性)
▽ なんとかこのツラい状況を打開するキッカケを作ってあげられたら……そんな思いからアドバイスをしたくなる気持ちもわかります。でも、それが正論であれば正論であるほど、キツいと感じるときもあるのです。
(2)さらに頑張ることを勧める
「もう、これ以上どう頑張れって言うんだよ! 今でも十分頑張っているんだよ!」(25歳/理学療法士/男性)
▽ もう十分に頑張っているひとに向かって、激励を飛ばすのは野暮というもの。これ以上頑張れないところまで頑張っているから落ち込むわけですから、安易に「頑張れ!」というのは、少し違うのではないでしょうか。
(3)自分の話にすり替えない
「『あぁ、そういう経験私もしたことあるからよくわかるよ』とか言われても困ります。正直、どうでも良いですよ。目の前のことだけで手一杯なので」(29歳/ジムインストラクター/男性)
▽ 落ち込んでいるときって、得てして自分のことだけで精一杯なんです。自分のことだけでいっぱいいっぱいになっているようなときは相手の話を聞く余裕なんてありません。相手が落ち込んでいるときには、聞き役に徹しましょう。
(4)それって、誰の受け売り?
「昔の偉人の言葉を引用して励ましてくれるひとって一定数いるじゃないですか? でも、そういうのって難しくてよくわからないし、なんか自分に酔っているだけの気がするんですよ。当たり障りなくやり過ごそうとしているようにも、きれいごとのようにも聞こえます」(31歳/鉄道/男性)
▽ 格言、名言、四字熟語、古事成語、ことわざ。世の中には偉大な先人たちが残した素晴らしい言葉がたくさんあります。しかし、ツラいときにそういう言葉をかけられても響かないというか、なんというか……。
重要なのは、自分の言葉で伝えること。心を込めて相手を思いやる気持ちこそが、最大の励ましになったりするものです。
ありがた迷惑にならないように
励ましの言葉をかけるのはただでさえ難しいことです。だからせめて“ひとりよがり”にならないよう注意しなければなりません。
さて、皆さまは上記のような言葉をかけてしまってはいませんか? 元気のない彼を、さらに突き落としたり、追い詰めてしまうようなマネだけはしたくないものです。