面倒くさい、なんて言わないで! 女友達とのLINEお作法

詳しい恋愛報告にLINEのスクショ付きの愚痴……女友達から来たLINEに対し、「これはどう返信しよう?」「ちょっと面倒くさいかも」と悩んだことはありませんか。
連載「素敵な人のLINE術」第6回では「女友達とのLINEお作法」をお届けします。

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久しぶり、に恋愛報告が付いているとき

数か月、あるいは年単位で連絡を取っていなかった女友達から、「久しぶり。元気にしてる?」と連絡が来たことはありませんか。それに続く文章は恋愛にまつわる報告。これはよくあるパターンですよね。相手が求めているのは、自分の恋愛に関する話を聞いてもらうこと。
そもそも恋愛話については一般的にごく親しい相手でないと、リアルタイムで報告したり、それについての詳細を話したりはできないもの。そう考えると「自分を信頼してくれているんだな」と思えて、少しうれしい気持ちになりますよね。だから「面倒くさいな」と邪険に扱うのはやめましょう。

最初に恋愛報告が長文でまとめられていたら、じっくり読んだことを伝えるために既読をつけてから少し時間を置いて(5~10分以上)返すのが○。その上で、文章を読んで思ったことを感想として送りましょう。その際、相手に合わせて長くしようとしなくてOKです。
その恋愛話がつらいものであれば「つらかったね」「大変な思いをしたね」、逆に幸せなものであれば「いい恋だね」「素敵な人に出会えてよかったね」とコメント。さらに、文章には書かれていない部分について2~3つほど質問をすると、女友達も「自分の恋愛報告に興味を持ってくれている」と感じます。
ただ、この手の話はLINEでやりとりするよりも、実際に会って話すほうが盛り上がります。「ぜひ、今度一緒にごはんでも食べながら詳しく聞かせてよ!」と、食事の日程を決めれば完璧ですね。

恋愛の愚痴が送られてきたとき

片思いの相手や付き合っている彼など、思いを寄せている男性に対する愚痴がLINEで送られてきたことはありませんか。しかも状況が詳しくわかるスクリーンショット付きで、「彼、こういう対応するの……最悪じゃない?」と。LINEを開いたとき、その手のメッセージが7~8通届いていたら、正直うんざりしてしまいますよね。
でも、私信を晒さなければ気が済まないくらい、この女友達はストレスを溜めているということでもあります。

このとき「じゃあ、こうしたほうがいいのでは?」というアドバイスは求められていません。だから、まずは相手の話を聞くことに徹し、同意することから始めてみてください。「これはひどいね」「ちょっと嫌だね」と、愚痴の内容への感想を送るのです。
一通り気持ちを吐き出せば、女友達の心は最初にLINEを送ってきたときと比べて安定しているので、物事を冷静に考える準備ができているはずです。そこで今度はこちらから「あなたはこれからどうしたいの?」と今後のことを質問してみましょう。

急な誘いが送られてきたとき

「明後日の夜、4:4の合コンがあるんだけど来られない?」「今夜知り合いの男子と飲むんだけど参加しない?」「明日飲み会するんだけど興味ない?」わりと急な日程での誘いが送られてきたとき、自分もヒマで気乗りすれば問題はありませんが、「これ、明らかに欠員が発生したから私に声をかけているのでは?」と感じたらあまりうれしくないですよね。
ただ、少しでも気になるなら、詳細を聞いてから判断するのをおすすめします。どんな人が来るのか、どういう知り合いの男性なのかなどは聞いても不自然ではありません。

女友達も直前に誘ったことに対し、多少なりと罪悪感を持っているはずなので、こちらがいろいろ質問したとしても、嫌な顔はしないはずです。
「来てほしい」と求められている自分のほうが強い立場でもあるので、堂々と振る舞うのが吉。

次回は、「ちょっと距離を置きたい相手とのLINEお作法」をお届けします。知り合って何度か会ったはいいものの、これ以上距離を詰めたくはない相手をどうすればいいのか……そうお悩みの方に読んでいただきたい内容です。

2019.09.27

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記事を書いたのはこの人

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Written by 池田 園子(いけだ そのこ)

岡山県出身。中央大学法学部卒業後、楽天、リアルワールドを経てフリー編集者/ライターに。関心のあるテーマは女性の生き方や働き方、性、日本の家族制度など。結婚・離婚を一度経験。11月14日に『はたらく人の結婚しない生き方』を発売。 写真撮影ご協力:青山エリュシオンハウス 撮影者:福谷 真理子