【忙しい彼とのLINE】「会えない、連絡が少ない…」とどう向き合う?

LINEのやりとりに一喜一憂して、気持ちが揺さぶられる……そんな状況はしんどいですよね。LINEでストレスを溜めないために、LINEとの付き合いかたを見直してみませんか。連載「素敵な人のLINE術」第5回では「忙しい彼とのLINEお作法」をお届けします。


忙しすぎる彼の忙しさ

忙しい彼と付き合ったことはありますか? とはいっても、皆それなりに忙しく過ごしているもの。でもとくに忙しい彼というのは、こちらがびっくりするくらい多忙です。中には恋人ができても、会う時間を1か月以上作れなかったり、毎日仕事で疲れ果てて(これは体力の有無や体調管理が関わる問題かもしれませんが)、連絡をとり合う心身の余裕すらなかったり……。

付き合って数年、または結婚している間柄であればそんな状況にも慣れていて、そんなに気にならないかもしれません。ただ付き合いたてだと、「彼から大事にされていない」「私のことが好きではないのかな」などを感じて、悲しい気持ちになりますよね。
でもそういったネガティブな感情は、いったんすみに追いやってください。彼も彼女のことが大事ではあるものの、そこに気を配るための「余白」がないだけです。

一度にいろいろなことをテキパキと進められる「マルチタスク」タイプな女性とは違い、男性は他のことが見えなくなるくらい、ひとつのことに集中する「シングルタスク」タイプが多いもの。仕事がとても忙しいと、恋愛や彼女のことを考えられなくなるのです。もっと正確に言うと、頭に浮かばなくなると言ってもいいでしょう。

いっぽう女性の中には仕事中でも、「週末のデートはどこに行こう」「次に彼と会うときまでに美容院に行こう」など、恋愛や彼のことが頭に浮かぶ人は少なくありません。それぞれの違いを理解すると、忙しい彼がLINEをしてくれない……と悶々とする機会は減らせるのではないでしょうか。

「自分がしたいから」LINEする

そんな前提があった上で、忙しい彼とのLINEでストレスを溜めないために、一番大事にすべきは「自分がどうしたいか」という気持ちです。彼にLINEで報告したいということがあれば、躊躇せずにメッセージを送ること。
そこで「既読スルーになったら悲しい」「未読のまま放置されたらつらい」「返信がこなかったら嫌だな」など送った後にどんな反応があるのか、それとも反応がないのかは、とりあえず考えなくてもOKです。そこは彼自身が決めることで、こちらがどうにかできることではありません。自分がコントロールできないことにクヨクヨしても、元気やエネルギーがなくなってしまうだけです。

「私がLINEをしたかったからLINEした」というような、前向きさや素直さをもって連絡をとってみること。あくまで自分の願望のままに動いた……ということなら、たとえ期待していたようなアクションがなくても納得がいきませんか。

LINEの往復が難しいなら通話を検討

もし忙しい彼から「LINEを往復する時間がない」と言われた場合は、彼にLINE通話を提案してみるのはひとつの手です。LINEで何度も往復するよりも、話をするほうが素早くコミュニケーションできます。LINEでメッセージをやりとりするのが好きではない彼の場合、LINE通話のほうがメッセージよりも効率的だと思うと、そのやりかたに賛同してくれるはず。
テキストだけの味気ないやりとりよりも、温度感が伝わる声のやりとりは熱が通っていて、お互いの気持ちや状態が伝わりやすく、おすすめのコミュニケーション方法です。

彼と同じペースで連絡する

一週間に一度くらいしか、彼からLINEがこない……そんな彼を持っている女性もいると思います。その手のタイプは忙しいという理由だけでなく、そもそもLINE不精でありかつLINEでこまめに連絡をとらなくても「彼女は許してくれるだろう」「俺のことを変わらず好きでいてくれるだろう」というように、甘えた考えを持っているケースが多いです。

今までも同じような態度をとってきて、それでも付き合っていた女性が許容してくれていた、という事実があるために、そのやりかたを続けているのでしょう。そんな習慣はよほどのことがない限り正されません。本当に好きな彼女が離れていくかもしれない……と危機感を覚えたときに初めて慌てるはずです。

だからこそ、こちらも同じように一週間に一度のペースで返信するというように、彼のやりかたに合わせるのもアリです。「今まではLINEをするとすぐに返事がきていたのに、最近になって急に間隔があくようになったな」と気付いたとき、彼は「どうしたの?」「最近忙しいの?」と不安になってたずねてくるはず。
そのときになって初めて、これまで抱えていたLINEのやりとりでの不満や歩み寄ってほしいことなど、具体的な話をするといいでしょう。タイミングが大事です。

次回は、「女友達とのLINEお作法」をお届けします。女友達から届いたLINEへの返しかたがわからない……そうお悩みの人に読んでいただきたい内容です。

▽ 前回の記事はコチラ

2019.08.24

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記事を書いたのはこの人

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Written by 池田 園子(いけだ そのこ)

岡山県出身。中央大学法学部卒業後、楽天、リアルワールドを経てフリー編集者/ライターに。関心のあるテーマは女性の生き方や働き方、性、日本の家族制度など。結婚・離婚を一度経験。11月14日に『はたらく人の結婚しない生き方』を発売。 写真撮影ご協力:青山エリュシオンハウス 撮影者:福谷 真理子