脈ありから脈なしに? 片思いの彼にマイナスな印象を残すLINE事例
気になる彼とLINEのやりとり、していますか? 会っていないときの連絡手段となるLINEには、それだけで片思いを両思いにするだけのパワーはありません。でも、やりとりするメッセージの内容によっては、好印象を与えたり、逆に気持ちを冷めさせたり、「何この人」と引かせたりと、ポジティブまたはネガティブな感情をもたらすことはあります。
対面で会う代わりの「補完的ツール」とはいえ、気が抜けないのがLINEです。では、片思いの彼によくない印象を与えるLINEとは……? 連載【素敵な人のLINE術】第3回では「片思いの彼にマイナスな印象を残すLINE事例」をお届けします。
“自分語り”の量が多い
男性が自分の近況だけを書いて送るLINEは「俺通信」と呼ばれ、揶揄されることがあります。それと同じように「私通信」を送りつけていないか、振り返ってみましょう。
もちろん彼に自分のことを知ってもらうため、自分の情報をある程度送ることは大事です。ただ、送る量には配慮が必要です。相手がその話題に興味を持っているかどうか確証がないにもかかわらず文字数多めに送ってしまうと、相手は「別に関心ないんだけどな……」と読み飛ばす可能性も。もっと悲しい事態として、既読になるだけで返信がこないことも考えられます。
例として挙げた文章は、最後に相手に対する質問がひとつあるとはいえ、ほぼ9割が自分語りになっています。付き合っている相手に対してならまだしも、片思いの脈ありか脈なしかもわからない相手に対して、この量はやや「重たい」と受け止められかねません。
せめて「旅行先の○○から帰ってきました。最高でした」くらいにとどめておきましょう。もし相手が興味を持ってくれたら「○○、どんな国なの?」などと質問がきて、会話が広がっていきます。逆に相手が関心を持たなければその話題はスルーされ、「俺は○○してたよ」と別の話題にシフトしていくはずです。
スタンプを連打する
言わずもがな、LINEのスタンプはとても便利。文章を考えなくても、スタンプひとつで「ありがとう」「おはよう」「お疲れさま」「バイバイ」「おやすみ」など、いろいろなメッセージを伝えることができます。
新しいスタンプが登場すると、気になって買っている人も多いと思います。とくにかわいらしいもの、面白いものが手に入ると、使いたくなる気持ちもわからなくはありません。ただ、使う量は考えたいもの。
例として挙げた画面では「おやすみ」と送った後、「おやすみ」を意味するスタンプを3つも送っています。通知を受ける側としては、本当はひとつで済むメッセージが4つも届いて、計4つの通知がポンポンとくると、うっとうしさに近い感情を抱く可能性も。
どうしてもスタンプを送りたいなら、文字にひとつ添えるだけにするか、スタンプだけのやりとりに抵抗がなさそうな相手には、スタンプだけ送るようにするといいでしょう。男性の中にはスタンプを使わない人もいます。その手の相手にはスタンプは使わず、文字だけにとどめておくことをおすすめします。LINEのやりとりにおいて、明らかな「テンションの差」が出るのも避けたいところです。
そっけなさすぎる
基本的にLINEは短文でテンポよくやりとりするツール。とはいえ文字量が少なく、句点(。)もなく、そっけなさしか感じないようなメッセージは、相手に寂しさを感じさせることも。
例として挙げた画面には、「了解」の2文字だけが並びます。これに文字を少し足すことで、「了解!」「うん、了解」のように、体温を感じるようなメッセージに早変わり。少しの工夫で、文字だけでも温かみを宿すメッセージになります。
あまりにそっけない印象だと、「俺のこと嫌いなのかな……」と考え、本当は脈ありだったとしても、男性からおずおずと引いてしまうこともあります。そうなるともったいない! せっかくの恋の機会を逃さないためにも、受け取った相手が冷たさを感じない文章を考えてみてください。
次回は、第2回・3回でお話ししてきた片思いの彼との恋が実ったと仮定して、「付き合い始めたばかりの彼とのLINEのお作法」をお届けします。