ドキドキしなくなったら二人の関係は終わり? “恋”と“愛”の違いについて

2019.03.17

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どんなカップルも付き合いが長くなればドキドキ感は薄れていってしまいます。そんな日を恐れている女子も多いのではないでしょうか? でも、恐れるなかれ! 絆をしっかり結んでいるカップルは“恋”が終わってしまっても、その次に“愛”が待っていますから!
今回は、愛すべき伴侶を得た既婚女性の意見をもとに“恋”と愛”の違いについて考えてみました。


“恋”と“愛”の違いとは…?

幸せになりたい! が“恋”。幸せにしたい! が“愛”

「旦那に出会ったときに『自分が幸せになりたい!』よりも『相手を幸せにしてあげたい!』って強く思ったんだよね。彼が笑顔になれるようにご飯を作りたいとかそばで支えたいとかね。
それまでの恋愛では、自分が幸せになりたいから彼にあれしてほしい、これしてほしいって求めることばっかりだったんだけど。これが“恋”と“愛”の違いじゃないかな」(32歳/主婦)

▽ 自分の気持ちに重きを置くか、相手の気持ちに重きを置くかが“恋”と“愛”の違い。愛している相手には自然と思いやりの心が生まれ、何かするときに見返りを求めなくなるものなのです。
自分本位での付き合いに幸せを感じているのなら今はまだ“恋”。相手の喜ぶ顔でパワーがもらえるというのなら“愛”に進化している証拠です。

盲目的に好きが“恋”。冷静な状態でも好きが“愛”

「元カレと付き合ってたときはとにかく彼が完璧に見えてドキドキしっぱなしだったのに、彼の歯に海苔がくっついてるのを見た瞬間に冷めて、結局3か月しか続かなかったの。
今の旦那さんは、付き合ってるときに寝癖がついてたり、おなかが出てたりするのを知っても『そこも愛おしいな』って思うことができたんだよね。これが“恋”と“愛”の違いな気がする」(29歳/銀行)

▽ 彼の性格とか人間性とか深いことを考えずにとにかく好き好きって突っ走ってる状態が“恋”。だから根拠もなく、彼が完璧! って思えちゃうのです。
恋まっさかりのときは夢の中にいるように幸せですが、その状態は長くは続かないもの。少しずつ冷静になっていく中で、「実は思ってたような人じゃなかった……」と幻滅してしまう危険も。熱しやすく冷めやすいのが“恋”の特徴。
それに対して、“愛”は冷静な状態になっても相手を好きでいられます。長く付き合って色々な面を知って、たとえ良くない面があったとしてもそこも含めて愛おしいと受け入れることができますよね。ドキドキは少ないかもしれませんが安定的でキャパシティーの広いものなのです。

“恋”は落ちるもの、“愛”は育むもの

「“恋”はさ、自然に落ちるものじゃん。私も旦那を見たときに中身とか全然知らないのに『ああ、好きだなって』思った。でもそのときはずっと一緒にいたいかなんてわからなくて、実際付き合って時間を重ねる中で、信頼できるなとか相性が良いなとか思って『この人となら結婚したいな』って思ったんだよね。これが“恋”が“愛”に変わったってことだよね」(25歳/損保)

▽ “恋は気づけば落ちているものですが、“愛”は関係を深める中で育っていくものです。まずは“恋”をしなければ恋愛はスタートしませんが、その後に付き合いを進めていく作業は“愛”を育む作業とも同じことなのです。一緒にいろいろな経験をして、ときには大変なことを一緒に乗り越えて絆を深め、この人とならずっと一緒にいられると思えたとき、“恋”から“愛”に進化するのでしょう。

距離に弱いのが“恋”、距離を乗り越えられるのが“愛”

「大好きだった彼と遠距離になってからギクシャクして別れちゃったことがあって。寂しいし、不信感持っちゃうし、そばにいてラブラブしてないと成り立たない関係だった。
でもその点今の旦那は、単身赴任中だけどうまくいってる。寂しい気持ちはあるけど、信頼関係と絆があるから距離があってもつらくはないんだよね。“愛”があれば距離は大した問題じゃないのかも」(28歳/商社)

▽ 遠距離恋愛がうまくいかないのは、そのカップルの恋愛が“恋”どまりだからというのが主な原因かも。“恋”は情熱的ですが、それゆえに大きな寂しさや不安を伴います。少しのことで心が大きく揺さぶられるので、心が次第に疲れてゆき、離れていることに耐えられなくなってしまうのです。
しかし、“愛”には育まれた信頼関係や絆が詰まっているので、安心感や安定感があります。だからこそちょっとやそっとの距離には揺らがないのです。

おわりに

“恋”は、夢のようなときめきと情熱を与えてくれる不安定さや儚さゆえに輝き、大きな幸せを感じることができますよね。それが変化してしまうのは寂しくもありますが、“愛”は“恋”が進化したもの。安定的で壮大で相手との絆がぎゅっと結ばれたときに生まれる尊いものなのです。
付き合いが長くなる中でドキドキ感を失ったり、冷静な自分を自覚したとしても悲しむ必要はありません。そこからが彼との“愛”を育むスタート。ぜひ、彼とじっくりと絆を深めて素敵な恋愛をしてくださいね。

2019.03.17

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記事を書いたのはこの人

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Written by 城山ちょこ

元・金融丸の内OL。 現在は転勤族の主人に帯同する転妻ライター。 Googirlやハウコレでコラムを執筆する傍ら、恋愛相談やタロット占いなども引き受ける。 ジャンルは恋愛、結婚、仕事など、生活全般。