彼や夫が話を全然聞いてくれない! キレる前に考えてみたいこと
“男と女は永遠に分かり合えない”という意見もありますが、パートナーとは何でも話せる関係でいたいと願う女性は多いはず。彼や夫が全然話を聞いてくれない! とイライラしてしまう場合に、どうしたら改善できるのかを解説します。
男と女の大きな違い
「会話が噛み合わない」「話を聞いて欲しいだけなのに聞いてくれない」と嘆く女性が多いのですが、根本的に男と女は物事の捉え方が違うということを認識しておいたほうが良いです。
女性は「見て察する」能力が高いですが、残念ながら男性にはこの能力がない人が大半です。共感能力が低く、的外れな返答をしてくる男性に対してキレるのは、目が悪い人に「なぜ見えないのか!」と怒るようなもの。
もちろん、女性的な共感能力が高い男性もいますし、男性のような結果重視の思考をする女性もいます。ただ、現時点でパートナーにイライラしているということは、彼は残念ながら共感力が高い人ではないということですよね。ですので、伝え方を工夫してみる必要があります。
言われないと分からない、気付かない
女性が男性に感じる不満で多いものが「ただ愚痴を聞いて欲しいだけなのに、説教された」という内容です。状況の分析やアドバイスを求めているわけではないのに、「君にも問題があったんじゃない?」「愚痴を言っても建設的じゃないし何の解決にもならないよね」などと言われて女性が不満に感じるケースですね。
男性は「問題を解決してあげることが優しさ」だと思っているので、「愚痴を黙って聞いて肯定することが女性の癒やしになる」というのが全く理解できないのです。
この場合は「聞いてもらうことが正解なの」と先にズバッと言ってしまったほうが正解です。
男の「共感力」は伸ばせる!
男女のコミュニケーションにおいて大事なのは「して欲しいこと、して欲しくないこと」をしっかり伝えること。「あなたが私の話を肯定して味方になって聞いてくれると元気になれる」と先に言っておけば、彼もむやみに説教したり解決法ばかり言ってくることはないでしょう。
また、男性の共感能力も訓練によってある程度伸びるものです。ただ、最初から完璧を期待してしまうとイライラする機会が増えるので要注意。一度や二度では諦めないことも大事ですよ。
「少しつづ彼を私好みに教育していく」という感覚を持てると楽しくなってくるかもしれませんね。
「言わなくても察して欲しい」のが女性ですが、「男は察することができないから分かりやすく言う」を身につけられるようになると、格段にイライラする機会は減ります。パートナーとの関係だけではなく、仕事先や親族との関係などにも使える思考法です。
それでも男性の鈍さにイラッとしてしまったときは、まずは深呼吸。感情的な言い方よりも淡々と伝えるほうが効くので、「男は鈍くて察することができない生き物。だからどうすればいいかをちゃんと伝える」と心のなかで繰り返してみてください。
せっかくご縁があって出会えたパートナーなのですから、分かり合えるようお互いが努力したいものですね。