愛するってどういうこと? いちばんわかりやすい愛し方とは
若い頃は一生懸命恋をしているつもりでも、大人になってから思い返すと「あれは恋に恋していただけだったなぁ」と思うこともあるのではないでしょうか。何歳になっても難しい、女性にとって永遠のテーマ「愛」。
愛するというのはいったいどういうことなのか、考えてみたいと思います。
自分の気持ちをわかってほしいというのが恋
相手のことが好きで、好きだから不安で、この気持ちをどうしてわかってくれないの? と彼に対して感じたことがある人も多いのではないでしょうか。
「彼のことが好き」という自分の気持ちを相手にたくさん押しつけて「わかってもらいたい」「受け入れてもらいたい」という気持ちが強いうちは、それはまだ愛とは呼べません。
主体が「自分」である間は、まだまだ愛にはほど遠い恋愛をしているということだと思います。
相手の気持ちをくみとるだけが愛なのか
では、相手の気持ちになって考えて行動することが愛なのかといえば、それもまた違うように思います。相手が望むことを察し、相手の気持ちを思って行動することは、相手のことを思いやっているようでも、それはもしかするとただ都合のいい女になっているという恐れもあります。
相手も同じようにあなたの気持ちをくみとって行動してくれたとしても、どこかよそよそしく、相手に合わせるだけの2人になってしまい、いつかは2人とも合わせることに疲れてしまうかもしれません。
“一方通行ではない愛”が大前提
見返りを求めるのが恋、求めないのが愛とも言われますが、見返りを求めない愛が一方通行では意味がありません。見返りを求めない愛を互いに与え合う状態でなければ、厳密には「愛」とはいえないと筆者は思います。
もちろん、見返りを求めないことから愛が始まるというのもうなずけます。しかし一方通行ではないことが非常に重要だということを、忘れてはいけません。
いちばんわかりやすい愛し方って?
結局「愛」ってなんだろう? と考えたときに最もわかりやすいのは「相手の大切なものを自分も一緒に大切にする」ということなのではないでしょうか。一方通行でも合わせているわけでもなく、同じ方向を向いて同じ気持ちで同じものを大切にする……相手がこういった行動をとってくれたときに、愛されていると感じることができるのではないでしょうか。
相手の大切なものを大切にするという、最もシンプルでわかりやすく、すぐに行動に移すことができる行為こそが愛と呼べると思いませんか?
さて、いちばんわかりやすい愛し方についてご紹介しました。あなたはパートナーを愛しているつもりになってはいないでしょうか。今一度愛するとはどういうことなのか、よく考えてよりよい恋愛をしていきたいですね。