奥さんへの苦情110番! 既婚男性が言うに言えない本音集【後編】

2017.05.15

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前編に引き続き、既婚男性の本音をお届けしていきます。私たち女性が旦那さんに「もう!」とイラついているのと同じように、世の旦那さんたちも、言いたいことを直接言えなくてもやもやしているようです。瀬戸内海のような広い心で受け止めていきたいと思います!


ちょっとでいいから恋人時代の優しさをください!

「最近、妻からのアタリが冷たいんですよ。なにをやっても『あ、そう』で終わり! 自由にさせてくれていると言ったらそうなんですけれど、スルーはキツイ。もっとかまってほしいし、僕に興味持ってほしい!」(32才/サービス業/男性)

▽ ふむ、これは直接には言えないですよね。奥さんからかまってもらえないと、その欲求はどこにいけばいいのか、ちょっと考えてしまいますね。ツンデレもいいですがたまにはアメをあげなければいけないのかも。

今の段階で俺ができていることを、もっと褒めて!

「ずっと好きだった彼女と結婚したばかり。共働きなので、家事は二人で分担しています。彼女、潔癖症でして、掃除はプロ並みにスゴい。俺にもそのレベルを求めて、手順まで教えてくれる徹底ぶり。『これができたら、次はこれをできるようになってね。それができたらまた次よ』って、どんどん掃除のレベルがエスカレートしていく。正直パンクしそう。そろそろ、今できてることを褒めてくれてもいいんじゃないかなって思う」(36才/メーカー勤務/男性)

▽ 奥さんの求めるレベルはまだまだ先、ということですね。はてしない道のりになりそうなときは、ブレーキだって必要です。パンクしそうなときは、「もう、無理かも」とサインを出すのも手だと筆者は思います。そのときは、「君の掃除のレベルはすごく高いけど、だれもがそんな才能をもっていないんだ」という一言をつけることをオススメいたします。充分、頑張っていらっしゃると思いますよ!

何度も同じことをしつこく言われるとげんなりするんだ!

「この前俺、ケータイをなくしたんですよ。新機種を買いなおすハメになった。そしたら、それ以来なにかにつけて『ケータイ持ったの?』って言われます。何度も! 俺としてはそのときのこと思い出していちいち情けないやら腹立たしいやらだから、放っておいてほしい!」(35才/看護師/男性)

▽ 一度の失敗で失った信頼が大きかったのでしょうね。何度も言わなくてもわかる、というお気持ち、よくわかります。おそらく、奥さんは何度も言っているという自覚がないのかもしれません。「そう何度も言わなくてもわかるから」とやんわり諭すくらいがよいかもしれませんね。過去のミスを何度もエグられて、おつらかったでしょう。

すぐにケンカ腰になるのには、正直疲れちゃってます!

「彼女、短気なんすよ。すぐ怒るし、ヒステリーっていうか。ヘタに相手をすると加熱しちゃうので、なだめるようにしているけど、俺がなにか言うと否定してくる。自信なくなっちゃいますよ」(25才/建築/男性)

▽ 短気は損気っていいますし、あまりヒステリックなのも男性からはご勘弁のようです。それも奥さんの甘え方なのかもしれませんね。どこか満たされない部分があればヒステリックになってしまいます。一度、奥さんとゆっくりスキンシップをとりながら話し合いをされたほうがいいのかもしれませんよ。

前編・後編とお届けした奥さんへの苦情、いかがでしたか? 旦那さんからの本音は、筆者もきいていて耳が痛いものもありました。お互いに言いたいことがたくさんあるのが現実なのですが、では、本音を包み隠さずすべてさらけ出せばいいのか? と言われるとそれはノーですよね。
それこそ、終わりのない戦いのはじまりです。思いを上手にオブラートに包みながら伝えつつ、お互いに思いやって毎日を過ごしていきたいものです。筆者も、明日は我が身と思い、みずからを改めようと思いました。

2017.05.15

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記事を書いたのはこの人

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Written by 立羽あさぎ

広島の山奥にある大学を卒業後、上京。 着ぐるみのスーツアクター、俳優・声優として活動後、エステティシャンとなる。 現在は、都内で劇団『タカラサガシゲキ団』の代表として、脚本・演出家として活動中。 オフに楽しむ梅酒と枝豆が何よりの至福。 暴走系ひきこもり女です。ご贔屓にどうぞ。

三井みちこ

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