「結婚するメリットってあるの?」そんな思い込みがハードルをあげていませんか?

2016.12.31

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独身男女の未婚率は年々あがっていくばかり。「結婚したい」と切実に思い、婚活に励む人がいる一方、「なんのために結婚するの?」とシニカルな態度で考えている人も……。結婚する、しない、できる、できない、いろんな言い方がされますが、本当の幸せを手に入れるためにはなにが必要なのでしょう?
今回はそんな結婚適齢期ともいえる、アラサー女子のちょっと複雑な心理について迫ってみたいと思いました。


「結婚すると、自分らしさがなくなってしまう」って本当?

30代未婚男女がよく口にするのが、「結婚すると、自分らしさを失ってしまう」「ひとり暮らしで築いてきた自分のライフスタイルを他人に乱されたくない」という意見。でも果たして本当にそうなのでしょうか?
そもそも自分の性格や価値観を変えなければならない相手と結婚しようという気になりますか? たしかに結婚について漠然としたイメージや他人の話ばかりを参考にすると、結婚に対してネガティブなイメージを抱きやすくなってしまいます。でもそうなってしまうと、結婚に対するハードルはますますあがるばかり。結婚相手とは異性として惹かれるだけでなく、お互いの個性や価値観について歩み寄っていけることが大切です。

「ひとりはずーっとひとりでしかないけれど、愛し合うふたりなら、1+1=∞(無限大)になる」

と考えてみてはどうでしょう? 好きになって、「ずっと一緒にいたい」という思いが強くなると、しぜんと相手の考えや価値観を自分のなかにもとり入れようという気持ちが沸いてきます。
もちろんすべてを受け入れられるわけではないし、いつまでたっても平行線をたどる部分だってあるでしょう。でも違った個性を持つふたりが歩み寄ろうとすることで、“化学反応”が起こり、ひとりでいたときは考えられなかった思いや新たな価値観が出てくることがあるのです。
英語でそんな恋人同士の空気感というか相性のことをまさに“ケミストリー”と称するのは、そんな理屈を超えた現象があることを物語っていると言えるでしょう。

結婚をメリット・デメリットだけで図ることはできません!!

アラサー世代になってくると、親や周囲から結婚についてプレッシャーをかけられたり、結婚した友だちを見ていろいろ思うことが多くなってくるでしょう。そうすると結婚について必要以上に考えこんだり、自己分析するようになってしまうこともあります。メリット、デメリットを挙げて、どちらが得なのか判断しようとしたり、自分の性格を徹底分析したあげく、「だから私はきっと結婚に向いていない」なんてあえて結婚に対してうしろ向きであろうとしたり……。
でもそれってとてももったいないこと。結婚については、「してもいいし、しなくてもいい」くらいのニュートラルな気持ちでいたほうが本人もラクだし、お相手も見つけやすいと思います。あれこれ結婚のデメリットを挙げて、結婚や恋愛自体について否定的になるより、可能性のドアは常にオープンに開けていたほうがいいと思いませんか?

人生なにごとも予測がつかないのが面白いところ。結婚はその最たるものかもしれません。自分だけでなく、選ぶ相手にもよるし、大きな幸せをもたらしてくれる可能性もあれば、大きく傷つくことだってあり得る。今の自分の固定観念や理想に縛られず、異性との出会いや恋愛を楽しむ気持ちこそがもっとも大切なのでしょう。

2016.12.31

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記事を書いたのはこの人

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Written by Waxy

南半球オーストラリアから世の動きを眺めています。 ガーデニング好きで、イチゴ栽培が特にお気に入り。