離婚を決めるその前に!!  よーく考えておきたい3つのこと

2016.09.26

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愛し合って結婚。でもいざ暮らしはじめてみるとすれ違いが出てきてしまった――ということが現実には起こりえます。結婚前ならさっさと別れられるけど、夫婦となるとそう簡単にはすみません。親に心配かけるし、まわりの目も気になります。離婚の二文字が頭に浮かぶとき、どうすればいいのでしょう?
自分だけでなく、相手、そしてお互いの家族を巻き込む問題ですから、すぐに結論を出すことはできないでしょう。一度は一生をともにしようと誓った相手なのですから、やり直せる道だってあるかもしれません。焦ったりせず、じっくりと自分のほんとうの気持ちと向き合うべきです。とはいえさまざまな思いや気持ちが入り乱れて、混乱することも……。
そんなときこそよく考えておきたい3つのことをご紹介します。


別れたいという本当の理由は現実逃避ではないか?

「もうとにかく夫と別れたい!」と感情が高ぶっているとき、ちょっと冷静になって考えてみてください。離婚したいと思う本当の理由は、今ある現実から逃げ出したいからではないでしょうか。たとえば離婚したら、

・望んでいる生活が手に入りますか?
・なりたい自分になれますか?
・自分は幸せだと心から思えますか?

こんな問いかけを自分にしてみてください。今の生活のなにもかもが嫌になって、その原因を相手に求め、「離婚すればすべてリセットされる」「バラ色の人生になれる」というのは大きな間違い。もしあなた自身が自信を持てなかったり、自己嫌悪にさいなまれているようだったら、離婚したところで状況は変わりません。
むしろ心には大きな痛手となることでしょう。どうして別れたいのか、別れてなにが変わるのか、変わらないのか、よーく分析するべきです。

いいところもあるはずの結婚生活。そのよさをすべて諦めてでも別れたい?

愛する人とともに暮らす、それは本来とても幸せなこと。今は離婚を考えるようになっても、結婚生活にはいいこともあるはずです。誰かと一緒に暮らす安心感、経済的な安定、夫婦として築いた人間関係や生活そのもの――離婚するということはそうしたいい面もすべて手放してしまうことになります。果たしてそれが本当に望んでいることでしょうか、そしてその覚悟はできますか?

離婚して独りになった自分を想像できる? その生活を受け入れられそう?

今は夫のことが嫌でたまらなく、一刻も早く別れたいと思っているかもしれません。でもいざ離婚して独りになったときの自分を想像できますか? 家に帰ってきてもむかえてくれる人はいません。万が一病気やケガをしたとき、すぐに頼るべき人は誰になるのでしょう? いざ離婚して経済的にやっていけるだけのプランはあるでしょうか。
もし漠然として答えが出てこないなら、まだ離婚ということを現実的に受け入れられていないのかもしれません。離婚によって自由は手に入るかもしれませんが、それなりの代償を覚悟しなければならないのも事実です。離婚して独り身に戻ったとき、どんな生活になるのか、よりリアルに考え、アクションがとれるかどうか、まずはそこからじっくり考えてみる必要があります。

今の時代、離婚は珍しいことではなくなりました。社会的にもタブーというほどではなくなっています。それでも一度は添い遂げようと思った相手と別れるということは、本人同士にとってはとても重大で、精神的にもつらい決断です。どうか一時の感情に流されず、冷静な視点を保って自分のほんとうの幸せを考えてくださいね。

2016.09.26

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記事を書いたのはこの人

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Written by Waxy

南半球オーストラリアから世の動きを眺めています。 ガーデニング好きで、イチゴ栽培が特にお気に入り。