今さら他人にきけない!? 弁護士が教える離婚のキホン知識
Googirl世代の女子でもめずらしくない離婚。年齢が若いこともあって、比較的結婚数か月~数年で離婚を考える方が多い印象があります。
さて、今回の記事は弁護士である筆者がレクチャーする離婚のとってもとってもキホンの知識です。「こんなこと知っているよ!」という女子は優秀! けっこう勘違いをしている人も多いんですよ!
離婚届けってどこでもらうの? どこに出すの?
これは結婚届と同じです。役所の窓口に行って離婚届けをもらうか、ネットでダウンロードすることもできます。本籍地の役所に出すのが簡単ですが、本籍地ではない役所に出す場合には戸籍謄本を取得して一緒に出す必要があります。
お互い「離婚しよう」と考えていたら離婚になる?
「私もダンナも離婚をしたい! ということでは一致しているから、簡単に離婚できますか?」
はい。お子さんがいなければできます。お子さんがいる場合、親権をどちらがもつかも決めないと離婚できません! お互い離婚したくても、親権者が決まっていないのであれば離婚はできないのです。
ダンナが離婚したくない、親権を渡さない! という場合は?
ダンナさんが離婚や親権について、あなたと異なる意見の場合、話し合いでの離婚が難航しているということです。
別居してお互い冷却期間をもつことも大切ですし、弁護士をあいだにいれる、裁判所で調停をするなどして、第三者に入ってもらうことを考える必要が出てきます。
離婚したら旧姓になるんですよね?
離婚した場合、旧姓も結婚後の姓もどちらでも選ぶことができます。結婚後の姓を維持したい場合には届け出が必要ですので、役所の窓口で相談をしてみてくださいね!
離婚の後もダンナから生活費もらえますよね? 専業主婦だったし
う~ん。生活費はもらえないことが多いです。離婚というのは、ダンナさんと他人になることなので、原則として離婚後はダンナさんから養ってもらえることはありません。
お子さんがいる場合には、お子さんについて養育費をもらうようにしましょう。
離婚にともなって、女性側ってお金をもらえるんですよね?
う~ん。もらえないこともあります。むしろ、あなたが支払うことも? 離婚の原因をあなたがつくった場合(たとえばあなたが浮気したとかですね)、あなたはダンナさんに慰謝料を支払う必要がある可能性が高いです。
結婚後夫婦2人で貯めたお金や、つくりあげた財産があれば、その半分を「財産分与」としてもらうことはできますが、若いご夫婦の場合あまり資産を築いていないことが多いので、期待しすぎるのも危険です。
ちなみに、あなたが家計を管理していて、貯金をにぎっていたら、離婚のさいにダンナさんに半分分けてあげるということになります。
離婚したらダンナに子どもを会わせたくない!
う~ん。気持ちはわかりますが、お子さんにとっては父親です。実際、「子どもに会わせてくれ!」という裁判の手続きがあり利用されています。
ダンナさんに会わせると、子どもの身が危険! などの事情がなくて感情的な問題だけであれば、面会は検討する必要があるかと思います。
いかがでしたか?
離婚についてのキホンのキホンを書いてみました。よりくわしく、より正確に知りたい! という場合には弁護士に相談をなさってみてください。