フランス人夫婦がセックスレスにおちいらない4つのワケ
夫婦のセックス頻度ランキングで、常に上位をキープするフランス。一方常にランキングのワーストを競っているのが日本です。この違いは一体どこにあるのでしょうか?
今日は「フランス人夫婦がセックスレスにおちいらない4つのワケ」についてまとめてみました。
1. キスが挨拶
映画などでよくみかける頬と頬をくっつける挨拶はフランスの日常的な挨拶の仕方。フランスでは友人や知人に会うときだけでなく、家のなかでも「おはよう」「いってきます」「おやすみなさい」、の度に家族間でもこのような挨拶を交わします。挨拶だけでもかなりスキンシップ度が高いのも、夫婦間の親密度を一定に保つ理由なのかもしれません。
2. 子どもの前でもスキンシップ
日本では子どもができるとカップルだった夫婦が突然「パパ」「ママ」の顔になり、家庭内での愛情表現をやめてしまうことがあります。実際、セックスレスに悩む夫婦の多くが子どもの誕生後をきっかけにセックスレスにおちいったという調査もあります。
一方フランスでは、「パパ」「ママ」である前にまず一人の男性、女性であるという考え方が主流。街中でも子どもの前でもイチャイチャしている夫婦を多く見かけます。
キスやハグは愛情表現、という教育を受けている子どもたちは父親と母親が目の前でキスしたって恥ずかしくなんてありません。むしろ愛情表現を目の当たりにすることは子どもに安心感を与える大切な行為なのです。
3. デートを欠かさない
子どもの快適を第一に優先するのが日本流育児。対照的に、フランスでは大人の生活を優先することが多いのが実状です。大人の生活、子どもの生活、どちらを優先にするか賛否両論がありますが、年に数回はフランス人夫婦のように大人だけの時間をしっかりと過ごすことはステキな夫婦生活を保つためにとても大切。
子ども抜きの二人の時間をつくるのは容易ではありませんが、たまには子どもを預けてロマンチックなデートを楽しんでみては ?
4. 結婚がゴールではない
近年の調査によるとフランス人カップルの離婚率はなんと55%。これは2組に1組のカップルが離婚していることになります。そんな離婚大国フランスでは、日本のように結婚をゴールと考える人はあまりいません。夫婦の絆が浅いのは決してよいことではありませんが、愛していないパートナーとは別れるという潔さは人生の幸せを考える上で重要。
愛しているから一緒にいる、というのがフランス人夫婦のスタンスなのです。離婚という選択肢があまりとられない日本では夫婦関係に安心感を得ることができますが、結婚神話など存在しない現実感こそがフランス人夫婦を倦怠感から遠ざけているのかもしれません。