“若者の恋愛離れ”って本当? その背後にある心理とはなに?

最近よくきく“若者の恋愛離れ”。世の中のエライ方たちは「このままでは日本はますます少子化に……」と憂いを深くされていますが、本当のところどうなのでしょう?? 少子化対策のために恋愛しようという人などいないでしょう。私たちはもっと本音の部分で考えてみるべきなのです。
たしかに恋愛しにくい時代ではあります……
現代はかつてに比べ、たしかに恋愛しにくい時代ではあると思います。ネットなんてなかった昭和のころはたとえ失恋して大恥かいても、自分の胸だけにしまっておけました。そうすれば自然とときが解決してくれます。でもSNS全盛の現代、誰でもプライベートを気軽に“発信”できる世の中です。そうなるとうまくいく恋愛についてはどんどん発信したくなる気持ちをおさえられません。
でも別れてしまったらどうでしょう?? 現実には終わった話でもネット上では残っていて、また彼と完全に縁を切るのも難しいのが現実。SNSで元カレのことをついつい調べて落ち込んだ経験のある人は少なくないはず。あるいは別れてもSNSでつながっていることから復縁と破局を繰り返す“ブーメラン”パターンの恋愛スタイルが増えてきているという指摘もあります。
ひとつの恋愛が終わってもなかなか吹っ切ることができない……そのことはたしかに恋愛を難しくさせるし、「もう嫌だ」という気持ちになるのも無理はありません。
“恋愛離れ”の正体、それはずばり傷つくのが怖いから??

もうひとつ大きな理由として、それはやはり「恋愛をしてうまくいかなかったとき、傷つくのが怖い」という精神的な恐れもあるでしょう。もちろん恋愛で傷つくことを恐れる気持ちは昔だってありました。片思い、浮気――誰かを本気で愛していれば、傷つきます。でも昔はそれを一人胸にしまい込んで葬りさったり、彼とつながるすべてを断ち切ることで前に進んだりすることができました。
今は違います。SNSでウソの自分を発信したり、いつまでも相手をネット上で“ストーキング”することだってできます。そのぶん、心の痛手も格段に深いと言えます。
それにSNSで日常を発信していると、どうしたってポジティブで、カッコいい自分を演じがち。恋愛に振りまわされ、消耗しきった自分はとてもそんな理想からはほど遠く、惨めだと自分を過剰なまでに責めてしまいます。でも本来それは生きていくうえで避けられない体験なはず、365日クールな日々を送るなんて不可能な話です。恋愛に傷つき、嘆き悲しんでいる状態をまず誰よりも自分自身が許せなくなっているのではないでしょうか。
今すぐ恋愛する必要はないけど、“いつの日か”に備えて日々過ごしていきませんか?
“傷つくのが怖い”といううしろ向きな理由でなく、“恋愛以外にも楽しいことはいっぱいある、あえて恋愛をする必要がない”という前向きな理由をかかげる人もいます。たしかにその通りでしょう。でもやはりこんなふうにも思います。
「恋愛にだって楽しいことはたくさんあるのに、どうして敢えてそんなふうに避けてしまうの?」
仕事・自分磨き・趣味・友だち・スポーツ――ほかにも楽しいことはたくさんあるでしょう。でもそれらと恋愛が両立不可ということはありません。世のなかには、全力投球で仕事をしつつ、恋愛も楽しんでいる人はたくさんいます。
“オール・オア・ナッシング”(All or nothing:すべてをとるか、ゼロか)と考えず、人生で楽しむことのひとつに恋愛を選択肢としてとらえていたほうが可能性も広がります。今すぐ恋人を作ろうと一生懸命になる必要はありませんが、いつか気になる人があらわれたとき、相手に好きになってもらえる自分でいられるよう、今できることを精一杯頑張ってみてはどうでしょう。
まとめ
「恋愛なんてめんどうくさい」とお考えの方、5年後、10年後……そしてもっと先の将来の自分を想像してみてください。40代・50代になったとき、“恋愛なんてめんどうくさいからずっとさけてきた”という人になりたいですか? それとも「いろいろあったし、恥ずかしい思いや、みじめな思いもしたけど、恋愛をしてきてよかったと思う」という人になっているでしょうか。
恋愛はたしかにめんどうくさいものかもしれませんが、だからこそいろんなことを考え、悩み、気づかされます。そうした経験全てが人間的にも深みのある大人へと育ててくれるはず。めんどうくさがらず、じっくり向き合ってみるだけの価値はあるものですよ!
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