結婚を視野に入れるなら考えるべき! お金にまつわる4つの“問いかけ”

2016.04.05

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交際期間をへて、そろそろ結婚も視野に入ってくるころ……。結婚式やハネムーンなどロマンティックなことに期待感が高まりますが、ちょっと待って! それらも大事ですが、見過ごせないものがあります。それはお金に対する価値観。結婚となると今までのようにぼんやりと考えるだけでは済みません!
シドニー在住のファイナンシャル・アドバイザー、カンナ・キャンベルさんは婚約間近のカップルたちにお金にまつわる4つの“問いかけ”をぜひ考えてほしいとアドバイスしています。世の中では経済的な理由で離婚に至っているカップルが多いことからも、結婚前にお金のことについて率直に話し合っておくことは必須条件と言えます。ではその“問いかけ”とはどんなものなのでしょう?


現在の自分の経済事情はどんなもの?

結婚しようと考えているなら、まずお互いの懐具合と経済事情をしっかりと確認し合っておくべきです。結婚してから、じつは相手が大きなローンや借金を抱えていたと判明したら、信頼感を大きく損ないます。月々の収入と支出、預貯金や投資、ローンや負債などを洗い出し、結婚したらどんなふうにお金の管理をしていくのか、見通しを立てるようにしましょう。
結婚したら考えるべき大きな支出はたくさんあります。住宅、子どもを持つなら教育費、保険など……ですから現実的にシビアに考える必要があります。
また相手のクレジットカードの使い方もよくみておきましょう。カードをあたかも“魔法の杖”のごとく使っている場合は要注意、収入はそれなりにあるのに、貯金が全然できていないというパターンもじつはけっこうあるのです。

どんなものに思いきってお金を使っているか?

お互いの経済状況がわかったら、次にどんなものなら思いきってお金を使えるか、相手の意見をきいてみましょう。女子にとってエステやコスメ、ファッションなどは“絶対必要経費”だけど、おそらく男性たちは同じようには考えていないでしょう。
反対に彼らは趣味のスポーツやコレクションには相当の金額を出せると思っているかもしれませんが、あなたはそれを許容できるでしょうか。なにに大きなお金を支払うだけの価値を見出すか、ということをカップルとして共有しておけば、あとあとお金が原因のトラブルも避けやすいと言います。
憧れのマイホームを購入するためにふたりで貯金する、あるいは○年後にはふたりで海外長期旅行を目指す――といった具体的な目標も話し合ってみてください。

経済的安定性と財産はあなたにとってどんな意味を持っているか?

お金は確かにないよりはあったほうがいいと思います。でもあなたにとって経済的安定性とはどんな意味を持っているか、考えたことはありますか? なんのために働いて、お金を稼ぐのでしょう? 一生懸命働いて築いた財産をどんなふうに使っていきたいですか?
たとえば“安定性”といっても、ある人は借金ナシで貯金残高が多いことをイメージするかもしれませんが、別の人は持ち家や車を所有し、ハイステータスな暮らしを送ることこそ経済的安定性の証と考えるかもしれません。お金にまつわる根本的な価値観についてしっかり話し合っておきましょう。

人生で目指したい“ゴール”はなに? それに向けてどんなふうに協力できる?

お金は確かに大事ですが、それ自体が人生の目的になってしまっては本末転倒です。あなたはカップルとしてどんな人生を送っていきたいですか? 目指したい“ゴール”はなんでしょう? お互いそんな理想像やゴールをわかち合い、サポートし合えるような関係でなければ、結婚しても思い描くような人生にはならないでしょう。
お金はあくまでもそれを達成するための“手段”であり、目的ではないはず。そのことを見失わないで、カップルとして協力し合えるようであれば、結婚後もきっとうまくいくことでしょう。

▽ 参考記事(海外サイト):Thinking of proposing on Valentine's Day? Here are the four very un-romantic (but essential) questions you must ask yourself first

2016.04.05

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記事を書いたのはこの人

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Written by Waxy

南半球オーストラリアから世の動きを眺めています。 ガーデニング好きで、イチゴ栽培が特にお気に入り。