そこの男子勘違いしてない? 「お金のかかる女=イイ女」なんて時代遅れもいい所!
世の中では、正しいか正しくないかで判断できぬコトが数多く存在します。結婚願望の強いアラフォー女性たちが、ネタ的にでも「多少のお金なら出すから結婚したいわ~」という会話や、男性たちの「あんなイイ女と付き合えるなら、多少お金がかかってもいい」という言葉。
とくに男性は、「イイ女=お金のかかる女」という摩訶不思議な持論を掲げる人が少なくありません。夜の世界ではお金やモノが好意の証という印象が強く、相手との年齢も離れている場合、それらの投資は必要不可欠なものという考えを自然に持つ人が多いのでしょう。
「俺の彼女、お金かかってさぁ~」という男性の顔が妙に優越感を感じて見えるのは、イイ女と付き合うためにはお金がかかるものだ! という考えを無意識にでも持っているせいかもしれません。
男性の思う“イイ女の定義”は、高い壁を登り切った後の戦利品!
まず、世の中の男性の中で「イイ女」と部類される女性は、どういった女性が多いのでしょうか? 峰不二子のような小悪魔セクシー女性? それとも、家事に勤しむサザエさんタイプ? きっと一目瞭然でセクシー小悪魔峰不二子系の女性の方が「イイ女」というレッテルを貼られると思います。
女性が男性を見るときに「この人なら私を幸せにしてくれるのではないか?」というように、自分主観で決める判断基準を持つ人が多いですが、男性の場合だと幸せにしてくれる・してくれないではなく、手に入りそうにない女性ほど追いかけたくなるものなのです。
そして、難解な山をあの手この手で登りきった後の戦利品として、女性のことを見ていると感じました。自分に自信のある男性ほどこういった傾向の恋愛が多く、性格も関係しているとは思いますが、俗に言う「釣った魚にエサはやらない」男性につながるのです。
難解な女性を満足させている! という自己陶酔からなる思考が、「イイ女」はお金がかかるという摩訶不思議な公式を成立させているのでしょう。
間違ってはいけない! イイ女の定義は、“質”である
バッグや靴などハイブランドなものは、質のいいものです。ですが、人間はバッグや靴のようにモノではありません。質と金額が比例するのは物品だけで、人間は当てはまらないのです。
人間の場合、質というのは品格を指します。その人が生まれ持って授かったものでもあり、また経験から磨かれるものでもあります。簡単にお金を出せば攻略できるわけではありません。
ハイブランドでこりかためるのがいいとか、ノーブランドを着こなせる方がいいとかそういう話ではなく、どういったものを身に付けようが内面が美しく品のある女性こそが「イイ女」といえます。お金やモノと引き換えに手に入る愛などは、愛ではありません。それに女性に多い「愛=お金と時間をどれだけかけてくれるか?」という式もまた、正しくはないのです。
「お金がかかる=イイ女」ではなく、「お金で動かない=イイ女」という図式を頭に入れておいたほうが、男性自信の器を大きくする上でも大切なことでしょう。