好きな人に求められたい! 「時間+思い=癒し」で愛され体質に
「愛され体質」とは、人から愛される存在、愛らしく感じる存在。男女問わずに守ってくれる人がちゃんといるような、そういった愛され体質をもった人というのは私たちのまわりにもいます。ですが、この愛され体質を表面的だけ持ち合わせている人が多く、内面から持ち合わせている人は少ないと感じます。
一般的に愛され体質だと言われるのは、彼氏が途切れない・なにをしても許されそうな雰囲気・甘え上手――などが大きな要因だと言われていますが、それでは誰でも愛され体質になれる! というわけではありませんよね?
今回は、外見の雰囲気や「万人に対する愛され体質」ではなく、「大切な人に求められる愛され体質」についてお話したいと思います。
我慢するのではなく、“感情をぶつけない”ことを意識する
お互い人間だから、腹が立つことやイラだつこと、不安になることや疑心暗鬼になることもあります。
特別な存在になるということは、それらもすべてお互いに受け入れて、歩みよるもの。だけどそんな完璧な人間なんていません。いたとしたなら、それは相手や自分が大きな気持ちで受けとめてくれているだけなのです。
“相手に届く言葉”で話す
ですが、お互い心に余裕がなくなれば、一番甘えやすい近い存在に強くあたってしまうこともありますよね。そのときのマイナス感情を思いのままぶつけるのではなく、伝えたいという気持ちがあるのであればおのずと言葉のチョイスは変わってくるものだと思います。それができないのは「私のことをわかってよ!」という自己満足でしかないのです。
感情をぶつけることは、男女で比べたら確実に女性の方が多いです。ものごとの解決をしたいのであれば、ぶつけるのではなく、まず伝えなければ意味がありません。一時の感情で積み重ねてきた想いたちが危ぶまれるのは、とてももったいないですよね。ですから、我慢をする必要はなくて、言いたいことや伝えたいことがあるのであれば、相手に届く言葉で話すこと。
「なんでこっちばかり、そんな気をつかわないといけないの?」と思うのであればしなくていいです。ですが、これらは気をつかっているのではなく、大切な相手だからできる心づかいです。遠い人にできる気づかいを、近しい人にできないのは不思議な話ですからね。
愛され体質の人が、求められ愛される大きな理由
それは「癒し」です。癒される存在というのは言葉では簡単に言えても、相手にとってそういう存在になるのは簡単なことではありません。
癒し系という言葉が使われるようになりましたが、それはあくまでも「系」であって外見の雰囲気を重視した表現にすぎません。大切な人を癒すことのできる存在になるには、大きな思いとそれ相応の時間が必要となるのです。
お互いに「相手自身」に癒しを感じている?
恋愛初期段階の場合は、一緒にいるだけで「癒される~」と思いますよね? それはきっと、恋愛という心地よさに癒し効果を得ているのであって、その相手自身に100%の癒しを感じているというわけではないのです。ですから、お付き合いが続けば不平や不満が勃発し、お別れにつながる……あるいはお互いに妥協しマンネリとともに関係性が続いていく状況に陥ってしまうケースが多いのでしょう。
ですが、世の中のカップルや夫婦が皆そうというわけではなく、仲むつまじく円満な人たちもいますよね。その違いは、二人にとってお互いが「癒される存在」であるかどうかだけの話だと筆者は思います。この人と一緒にいると心が落ち着く、ゆったりとした時間をすごせる、この人と一緒にいれば自分は大丈夫だと思える……体を癒すことはできても、心の癒しは一人では難しいですよね。
満足感などは趣味や思考で一人でも補える感情でも、特別な人の肌のぬくもりや安らぎというのは、やっぱり一人では得られないなににも代えがたい時間だと思います。その時間が二人を未来永劫つなぐための、持ち合わすべき想いだと思います。