「さしすせそ」は逆効果!? もういい加減「モテテク」頼みは卒業しよう
男性との出会いの場といえば、合コンや婚活パーティー、友人の結婚式二次会など。そういった場で初対面の男性と接するとき、モテようとして学生の頃に覚えたような「モテテク」を駆使している人はいませんか? それ、ちっとも有効じゃないかもしれませんよ。
「みんな型にはまった同じ反応するから、なんの印象も残らない」
数年前、人気有名子役(女の子)がテレビのトークコーナーに出演しているのを見て、知人のアラサー男性がつぶやきました。「こういう子、合コンでたくさんいたな~」と。その男性は当時すでに結婚していましたが、超有名企業勤務・イケメン・明るく男気のある性格の彼は男女どちらからも大変なモテっぷりで、独身時代は合コンの話もどんどん舞い込んできたそうです。「みんなさ、同じような型にはまった反応するんだよ。それじゃその女の子がどんな人間なのかさっぱりわからないし、なんの印象も残らないんだよね」――はい、これが男性の本音です。
「顔が好みなら誰でもいい」という男性はまだしも、「人柄を知りたい」と思っている男性には通用しません。
「モテテク」頼みは、恋愛スキルが小学生レベルと心得よ
具体的にどういう反応だったのか、詳しく聞いてみました。「うーん、まぁ笑顔で話を聞いてくれるのはいいんだけど、『ふーん、そうなんですね!』『さすがですね』『えー知らなかった!』とか、やたら持ちあげるばっかりで、自分の思ってることを言わないんだよ」
……まさにこれ、「さしすせその法則」ではないですか? いつからか女子の間で常識となった、相づちは「さすがですね」「知らなかった」「すごい」「センスいい」「そうなんだ」が最強だ! というモテテク。完全に逆効果なようです。もちろん、ずっと女子校出身で男性と接する機会がなかった人が、男性とコミュニケーションをとる第一歩として意識するのはとてもいいと思います。とくに人見知りの女性には、少しでも会話をつなげられるありがたい知識ですよね。
でも、それはあくまでも入門編。恋愛スキルとしては小学生レベルです。
成熟した女性なら、相手を見よう。そして、自分を表現しよう
ちまたにあふれる「モテテク」は、世の中の男性を十把一絡げ(※)にしています。男女を置きかえてみてください。すべての女性に通用する男性のモテテクなんてあると思いますか? ないですよね。逆もまたしかりです。笑顔でなごやかに相づちをうつのは、ステキなことです。無理に議論を吹っかける必要なんてまったくありません。でも、そうしながらも「この人はなにをどういうふうにとらえる人なのかな」と相手のことを知ろうとしてください。そして、ところどころで、自分の感想や、考えを少しずつ伝えてみてください。「カワイイ」だけがウリの年頃は20代前半まで。大人になれば、これまでの人生で培ってきたあなたという女性がどんな人間なのか、知ってもらってこその恋愛です。
モテ本を読みあさるより、相手の話をしっかり理解する力と感性、そして自信を持って表現できる成熟した内面を磨いてみませんか?
※十把一絡げ(じゅっぱひとからげ)……いろいろなものを雑然とひとまとめにすること(weblio辞書より)