彼との口ゲンカ、思い通りの結果を手に入れるための方法とは?

2015.12.16

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どんなに愛し合っている関係だって、ときには意見が合わなかったり、口ゲンカになるときがあります。そんなときとげとげしいムードになったり、口論がずっと平行線をたどるようではイライラもつのるばかり。もっと思い通りに気持ちを伝え、望む結果を手に入れるにはどうすればいいのでしょう?
他人と徹底的に話し合い自分の意思を通すには、ある種のテクニックが必要だといいます。これを職業のなかで徹底的に叩き込まれるのが、弁護士といってもよいでしょう。そこで今回はイギリスの敏腕弁護士、ジョナサン・へリング氏の提唱する“議論に勝つ方法”をご紹介。カップル間の口ゲンカにもこの方法は応用できそうですよ!


相手をひたすら責めるのではなく“自分が伝えたいこと”は何か明確にする

カップル同士の口ゲンカの場合、自分が伝えたいことが曖昧なまま、感情的になってしゃべりだしてしまうことがよくあります。でもこれでは建設的な話し合いはできません。感情的に相手を責めるのではなく、「何のためにしているのか」「自分はどうしたいのか」という2つの点をしっかりと頭のなかで整理してから、相手と話し合うようにしましょう。
ノートに気持ちを書き出すことも有効です。当たり前すぎることかもしれませんが、これができていないために不毛な口ゲンカばかりして、仲が悪くなってゆくカップルも多数いるのです。

話し合うのに適した、時間と場所を選ぶ

自分のいい分や主張がはっきりしたら、次に大切なのは相手と話すタイミングと場所をちゃんと選ぶことです。相手が疲れているとき、あるいは話し合う意思のないときに、口論を持ち出しても意味はありません。お酒が入っているときも頭が働かないので避けるべき。おたがいがきちんと向き合って話をしようという意欲があるときに、静かでふたりっきりになれる場所で話すのがよいでしょう。

相手のいい分をしっかりと聞いて、その“弱点”をつく。

口ゲンカもヒートアップしてくると、つい自分の思いばかりまくしたてたりしがち。でも自分の思いを伝えて、望み通りの結果を得たいと思うなら、しゃべりすぎず相手の言い分をしっかりときくことが大事になってきます。たんに“きき流す”ではなく、“集中力をもってきく”のです。
へリング氏いわく「馬鹿らしくきこえるかもしれませんが、口ゲンカのあいだ75%は相手のいい分をきき、自分が話すのは25%くらいを目指すべきです。相手の話を集中してきいていれば、そのいい分の弱点をつくことも容易になります」とのこと。
さすが、弁護士ならではのテクニックですね。いたずらに言葉を発さず相手のいい分をしっかりきいて、その矛盾点や弱点を指摘すれば、彼もあなたのいい分をきき入れやすくなります。

どうしても折り合いがつかないときのための“プラン”を考えておく

口ゲンカの内容がなんであれ、いくら話し合ってもらちがあかない、平行線をたどるばかりというようになったら、いつまで続けていても意味がありません。そんな時に備え、あらかじめ“落としどころ”を用意しておくのが賢い方法と言えます。最低限これだけは相手に分かって欲しい、あるいは受け入れてほしいという内容や条件を“プラン”として、あらかじめ考えておきましょう。そしてこれ以上話し合っても、意味のある会話にならないと思ったら、“プラン”を出してみて。延々とした口ゲンカに一応の終止符を打つことができるし、自分の思いもあるていどは満たすことができます。

▽ 参考記事(海外サイト): How to ALWAYS win an argument with your other half: The five simple rules to triumph in a row

2015.12.16

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記事を書いたのはこの人

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Written by Waxy

南半球オーストラリアから世の動きを眺めています。 ガーデニング好きで、イチゴ栽培が特にお気に入り。