「恋愛しなきゃ」「結婚しなきゃ」の強迫観念から解放されよう!
師走に入ると、クリスマスも年末年始もすぐそこ。街ではマライア・キャリーや山下達郎の曲が流れ始め、雑誌の見出しは「クリスマスデートおすすめスポット」、実家に帰省すれば「従妹の○○ちゃん、二人目産んだのよ」となにげなくいわれるアラサーシングル女性にとっては、ちょっとうれしくない時期ともいえます。でも、そんな季節だからこそいいたい。恋愛や結婚の強迫観念から解放されてみませんか、と。
彼氏がいなくてもクリスマスは不幸じゃない
ハロウィンが終わったころから、街もメディアも「クリスマス」をでかでかとかかげ、年末クリスマス商戦に入ります。ファッション誌は「クリスマスデートで着たい服」、グルメ雑誌は「クリスマスおすすめディナー」、ネットの記事では「クリスマスまでに彼氏を作る方法!」……クリスマスは恋人と過ごせとあおるアイテムがあふれかえっています。
でも落ち着いてください、これは単なる商業主義です。行事にのっかって売り上げを伸ばそうとするのは仕方のないこと。振り回されなければいいだけです。そもそも、クリスマスはキリストの生誕を祝う日。クリスチャン以外には関係ありません。
もしくは、小さいお子さんがいてクリスマスを家庭の行事として楽しんでいる場合。これは張り切りどころです。ですが、それ以外の大人の女性にとっては、12月24日も25日も単なる年末です。クリスマスに彼氏がいなくても、不幸にはなりません。
年末年始の帰省でプレッシャーをかけられても人生は終わらない
実家に帰ると、親から「あなたそろそろいい人いないの?」、親戚から「あらー○○ちゃん、もうそんな歳になったのー」なんてじわりじわりと効いてくるプレッシャーをかけられることもあるでしょう。もちろん、本気で娘の幸せを願うからこその言葉でしょうからケンカする必要はありませんが、肩身が狭いと感じたり、罪悪感を抱いたりする必要はありません。あなたの人生です。
あれこれいわれてうっとおしい。でもそれも数日の我慢。実家でプレッシャーをかけられても、人生は終わりません。
強迫観念からそろそろ解放されませんか?
クリスマスや年末年始はたんなるわかりやすい例に過ぎず、シングル女性に「あぁ彼氏が! 結婚が!」と思わせてしまう「空気」が社会に漂っているように感じます。そしてほかでもないシングル女性自身が自分を追いつめているように見えることもあります。
恋愛も結婚も素敵なことです。筆者は恋愛や結婚についてのコラムも書いていますが、それは「したい人」を応援するため。恋愛教や結婚教を広めたいのではないのです。恋愛も結婚も、したい人が、したいときに、したい相手とすればいい。世間の目や親族の手前の体裁、女としての義務感「恋愛していないとキラキラしていない」という正体不明の焦燥感、そういったものに縛られて、自分を追いつめることはありません。
強迫観念から自由になって、本来生きたいように生きてみませんか? そういうときこそ、女性としても人間としても魅力が溢れだし、ひょんなご縁にめぐまれることがあるかもしれませんよ。