小さな嘘・大きな嘘 ~男女の嘘のつき方の違いとは~
小さな嘘も大きな嘘も、嘘は嘘! 笑っちゃうくらいに簡単にバレテしまう嘘を、どうして男性はついてしまうのか? そして、嘘にたいして否定的な女性ほどナゼ嘘がうまいのか?
男が簡単に嘘をついてしまうのはナゼ?
男性は小さな嘘、バレてしまう嘘を簡単につきます。たとえば「昨日はどこで飲んでいたの?」という質問に「居酒屋」と答える男性。スーツのポケットから出てきた女の子の名刺に、「夜の店じゃん……!」とイライラする彼女……。そこで女性は思うのです、どうせ嘘をつくのなら徹底的に隠し通せ! それができないならはじめから行くな! と。
――よくあるようなお話ですが、ここでポイントは「男性はナゼ簡単に嘘をついてしまうのか?」というところです。女の子のお店に飲みに行ったことがバレたくないのであれば、名刺を財布などに入れておくとか、証拠となってしまうものは気をつけておくなど、証拠隠滅をはかればいいのにそれはしない。だけど口からはポロポロと嘘八百。
男性がとっさについてしまう嘘には、相手にたいしての思いや、自分の非という深い部分で判断せずに「今、この状況を切りぬけたい」という気持ち一心で言動をあやまってしまうのがたいはんでしょう。だから、つじつまがあわなくなり、多弁になり、目が泳ぎ、しまいには強行突破の逆切れが炸裂するのです。
女の嘘は真実をおりまぜているから見抜けない!
男性は嘘にたいして責任を持つことが少ないために、簡単にバレてしまい本当のことを見抜かれてしまいます。では女性はどうでしょうか? 女性は昔から嘘をつくのがうまいとされています。そしてその理由は“母親”にあると言われています。
会話もできない赤ちゃんの表情やしぐさから、なにを求めているか理解し判断しなければならないため、女性は相手のことを多角的な視点で見ようとする能力がもともと備わっていると言われています。そのため一点集中型の男性と違い、自分自身でついた嘘の中身を真実とおりまぜてつめていくのです。そして、そのとき女性は相手が自分の嘘をどれだけ信じているか確認するために、視線をけっして離さずに会話していくのです。なので、男性からは女性の嘘が“本当”だと感じやすいのです。
気をつけた方がいい“賢い男”とは
男性は“嘘をつくこと”で女性は怒るのだと思っていますが、女性が一番腹をたてる部分は“嘘をつくことと、簡単に嘘がでる信用のなさ”が引っかかるのです。ですから、嘘をついてごめんね? で終わると思っている男性が「謝っているのにいつまで怒っているの?」「謝ればいいって話じゃないでしょ?」という男女の会話になりやすいのです。
ですが、男性の嘘は女性の皆さんがわかっているように、ある意味かわいいものなのかもしれません。つかなくてもいい嘘をみずからつき、自分で自分の首をしめる姿は、少し滑稽にも感じることでしょう。
数ある男性のなかに、「嘘をつく男・正直者の男・そして嘘もつかないが話さない男」の3通りの男性がいます。一番賢い選択だな……と筆者自身も思う男性は“嘘もつかずなにも話さない男”だと思います。その場しのぎの嘘をつく男性を肯定するわけではなく、嘘をつかずとも沈黙は金なりという考えを持っている賢い男性は、嘘を見抜く天才と言われている女性でさえ打つ手はないでしょう。