数字が語る運命のパートナーに出会うための3つの秘訣
多くのシングル女性にとって、気になるキーワードといえば、「運命の人」――。たったひとりの運命のパートナーとの出会いを、多くの女性が待ちこがれていることでしょう……。
今回は、「そんな運命の相手と出会いの秘訣」について、イギリスの数学者であるハンナ・フライの研究にもとづき、ご紹介したいと思います。
本気の相手を探すなら、あえて「自分の欠点」をさらけだす
まずハンナ・フライが実験対象とし、パターンを導きだそうとしたのが「オンラインデートの必勝法」でした。そしてこの研究のなかで彼女が発見したのは、「“誰がみても見ためが美しい女性”がかならずしもモテるわけではない」ということでした。ある人からみれば最高にかわいい。しかし、ある人からみればまったく魅力なし。という“評価の分布が激しい人”の方がじつは恋愛ではうまくいく――ということです。
人はあえて競争の激しい場所にとびこむよりも、競争相手の少ない、より確実性の高いものに惹かれるもの。よって「みんな」から好かれようと本来の自分を隠して「理想的な自分」をがんばってアピールするよりも、あえて自分の欠点を隠さずに「人と違うこと」をアピールすることの方が大切なのです。あなたのことを好きになる相手は、特別なことをしなくたって、どうやっても好きになる(……!!)ということです。
人生において出会った前半37%の相手は、あなたの運命の人ではない!?
多くの男性と出会うなかで、どの人が理想の相手であるかを見極めることもまた運命の相手と結ばれるための秘訣のひとつ。ならば、とハンナ・フライが「最適停止理論」という数学的観点から導いたのが、「デート相手のはじめの37%は結婚相手としては除外する」という考え。実際に野生の世界では、この戦略を実践している魚の種類がいるらしいのです。この理論は100%ではないそうですが……思いあたるふしはありませんか?
そう。私たちが自然ととっている、「若いころは市場感覚をみがき、年を重ねるごとに本気の相手を探す」という行動にあてはまるのということらしいのです。本能的にはこの理論を知っているのかもしれませんね。
「愛しているから、目をつぶる」……は、大きな間違い
最後にお伝えするのは、「運命の男性との関係の構築」について。一般的には、よりよいカップルの関係に大切なのは「ささいなことには目をつぶり、歩みよれること」といわれてきました。しかしハンナ・フライによると、実際はまったくの逆! なのだそうです。問題を見て見ぬふりせずに、お互いの不平不満を話しあえるような関係をもてるカップルが本当のベストカップルということでした。
つまりは、我慢をくりかえして怒りをためこんでいては、その場をしのげたとしても「最終的な幸せ」を得ることは難しいということです。運命のパートナーと出会ったら、どれだけ素の自分をぶつけあえるかが大切なんですね。
運命のパートナーとの出会うために私たちが大切にすべきこと――。それは、「本来の自分を隠さず、自分にもまわりにも正直でいること」が大きなポイントなのかもしれません!