思ってるだけじゃ伝わらない! 最愛の人へ言葉のプレゼントを惜しまないで
夫や恋人やパートナーがいる方、感謝や愛情の気持ちを言葉で伝えていますか? 「以心伝心」ともいいますがそれを過信すると小さな溝になり、それを放置するととりかえしがつかなくなることもあるのです。
仲良く暮らしている夫婦の共通点
先日久しぶりに集まる友人たちとの食事の席で、女性は全員既婚者でした。男性のひとりがからかって「いってらっしゃいのキスはするの?」ときいたところ、全員沈黙。「しないよ~!」と誰もいいません。つまり全員してるんです……。それでは、そのときの会話をちょこっとご紹介。
昼間の人妻の顔って……?
その後も、男性陣から「え、人妻たちは『昼顔』(昨年夏に大ヒットした上戸彩さん主演の主婦が不倫に走るドラマ)みたいな気分になることはないわけ?」とくり出される質問に女性陣「ないね」と全員即答。
女性A: 「後先考えられる人なら、まずないと思う」
女性B: 「そうだね、あとある程度結婚前にちゃんと恋愛してる人ならないよ」
女性C: 「旦那が自分のことをちゃんと女性として愛してるなって実感できるのが一番の要因かな」
と、人妻たちから続々意見が出ます。すると「それって、どういうこと!? どういうときに実感できるの??」「いつ??」と最後の意見に食いつく男性陣。「いつ」って……。
夫婦生活の肝はズバリ「愛情表現」
女性A: 「四六時中。気にかけてくれてるというか……」
女性B: 「ちゃんと気持ちを言葉にしてくれるのって大事だよ。『好き』とか『愛してる』とか」
女性C: 「あと『可愛い』とか『きれい』とか言ってくれると単純にうれしいよね」
「ほぉ~」と聞いている独身男性陣。既婚男性はみずからの日頃の生活に思いをはせているようでした。
男性A: 「やべぇ。俺、結婚指輪なくしたことまだいってない……」(←オイ……!)
男性B: 「たしかにな~。俺も奥さんから優しい言葉かけられるとうれしいもんな」
この一連のやりとりからわかるように、やはり夫婦生活の一番の肝は「愛情表現」です。もちろん、口に出さずとも空気で伝われば理想ですが、なかなかいつもうまく伝わるとは限りません。「口に出すこと」も大切です。
愛情表現不足がまねくもの
こちらはまた別の日の話ですが、離婚してしまった一組の知人夫婦がいます。男性がわに会う機会がありちらっとその話になりました。すると「俺は愛情表現を口にしないんだよ。『好きなのかわからない』っていわれた」というのです。意外だったので筆者はおどろき「え、でも『愛おしい』とか『可愛い』とか思うんだよね? でもいわないの?」とききかえしたところ、「うん、思う。でもぜんぜんいわない」と。
もちろん夫婦には二人にしかわからない事情があり、別れにいたるには複雑な要因がからんでいると思います。でも、愛情表現不足もひとつの原因ではあったよう。
最愛の人には恥ずかしがらず、惜しまず――心からの言葉のプレゼントを
日本人は、あまり愛情表現をおおげさにするほうではありません。「いわなくても伝わる」――それが美徳のようにすらされている節もあります。
ですが、疲れているときやなんとなく不安なとき……無言のシグナルでは伝わらないことも多いです。最愛の人といつまでも愛情たっぷりにすごせるように、最初はてれながらでも惜しみない愛情表現をプレゼントしてみてはいかがでしょうか。