総合偏差値の法則。パートナーはあなたの写し鏡である

長く付き合っているカップルや、結婚してうまくいっている夫婦には共通点があります。二人で楽しめる趣味? 金銭感覚の一致? もちろんそれらもあるでしょう。でも、それらよりもっといろいろなカップルに共通していえるのが、「総合偏差値の釣り合い」です。


総合偏差値……ってなに?

わかりやすくいうと、たとえば容姿・センス・育った環境・学歴・知性・才能・経済力・社会性・内面の美しさ・尽くす力・一途さ・家事スキル・若さ――ほかにも人としての強みと思われるあらゆる点をそれぞれ数値化したとしたら、お互いの総合点がだいたい一致する、という意味です。つまり、自分の恋愛相手や配偶者は、自分の人間力の写し鏡なのです。

一見釣り合っていないようでも、じつはバランスがとれている

街を歩いていて、若くて容姿端麗な女性とそうでもない男性が歩いていて、「美女と野獣……?」と思ったりしませんか? そういうカップルはたいてい、男性がものすごく優しいとか、才能があるとか、経済力があるとか、性格が魅力的――など、容姿のマイナスを補って余りあるくらいの人間力を備えている場合がほとんどです。

完璧な王子様が、とり柄ゼロの女性に夢中になるのはフィクションのみ

ほんっとうになんのとり柄もない女性に、容姿も性格も完璧・お金持ちで人気者の王子様みたいな男性が本気になるのは少女漫画のなかだけ。そんなことが現実世界でたとえ一瞬あったとしても、互いの身の丈が合わない恋は長続きしません。しかもたいていの少女漫画の「とり柄のない」はずの主人公は、一見目立たなくても内面が情緒ゆたかだったり、一途だったり、気立てがよかったり、ふられてもめげないパワーがあったりするものです。じつはとり柄があるんです。
現実世界でも、とびきりの美人ではなくても、内面の美しさや彼への一途な思いなどの人間力で、一見高嶺の花のような素敵な男性と長く安定したお付き合いをしている女性はたくさんいます。あなたのまわりにも、思い当たりませんか?

「ありのまま」であぐらをかいていてはダメ

ありのままの自然体での恋愛はすてきです。でも「ありのまま」というのはなんの努力もしなくていいという意味ではけっしてありません。ありのままの自分でも素敵な男性と釣り合うように、「ありのまま」の状態をパワーアップさせておきましょう。

「いい男が寄ってこない~!」となげく前に、「もしや私の偏差値ってそのくらい?」と一度謙虚に自分自身を見つめてください。自分が理想とするような男性と巡りあい、彼に選ばれ、長く安定した関係を築くには、小手先のテクニックでなくそもそも自分自身の「総合偏差値」をあげておくことが大切です!

2015.07.16

  • Twitterでシェア
  • f Facebookでシェア
  • B!はてなブックマーク

記事を書いたのはこの人

Avatar photo

Written by 吉原由梨(ヨシハラ ユリ)

東大法学部卒業後、外資OL、秘書職を経て、現在は都内で夫と二人暮らしのフリーライター。30代初級者。 趣味は読書、グルメ、美容と健康の研究、マッサージ巡り、人間観察etc. 自身の経験や思索、あとは好奇心の赴くまま、幅広いジャンルのコラムを書いていきます。 Twitter:@yuriyoshihara ブログ:http://yuriyoshihara.blog.jp 写真撮影ご協力:青山エリュシオンハウス 撮影者:福谷 真理子